トップへ
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2016年3月18日

経営者がネクタイ選びをする上で最も大切な事とは?

信頼を勝ち取るネクタイの長さとは?

ネクタイには大剣と呼ばれる太い方と小剣と呼ばれる細い方があるのですが,この大剣の部分がベルトにかかるくらいの長さでネクタイを締めるのがちょうどの長さ(下の写真参照)なんです。これよりも長くても短くても非常にだらしなく見えてしまいますので注意が必要です。

ARY79550

吉本興業の池乃めだかさんって言う芸人の方をご存知ですか?

news_xlarge_medaka4

関西では有名人なのでほとんどの方が知っていると思うのですが,関西以外だとなかなか知っている方が少ないかもしれません。この方の持ちネタにこんなネタがあります。本気でケンカをしようと締めていたネクタイを外したところ、そのネクタイと身長が全く同じだったと言うギャグなのですが,池乃めだかさんの様に身長が150センチ以下の方もいれば,バレーボールの選手でいえば190センチ近い方もいらっしゃいます。

その身長差はなんと40センチ,でもお店で売っているネクタイの長さってほぼ同じですよね??そうなんです,ネクタイはその長さが最も大切なのですが,それぞれの方の身長によって普通に締めても小柄な方であれば長くなったり,長身の方であれば短くなってしまう,ネクタイはそう言うアイテムなんです。

ネクタイ選びで一番大切な事とは?

どんなブランドを選ぶか?どんな柄を選ぶのか?の前にどんな長さで締めるのか?が一番重要です。先程も書きましたが正しいネクタイの締め方は大剣と呼ばれるネクタイの太い方がベルトにかかるくらいの長さです。大剣と小剣が同じ長さになるのが最も理想的ではあるのですが、そのバランスで締められるのは身長172センチ前後の方だけだと思います。無理に大剣と小剣の長さを合わせようとすると、小柄の方の場合はネクタイが長くなり、長身の方の場合はネクタイが短くなってしまいます。大切なのは大剣の先がベルトにかかるくらいで結ぶ事です。

小柄な方の場合は、大剣の長さを合わせると小剣が非常に長くなってしまいます。ファッション雑誌なんかを読むとこの小剣をわざと長くするのがオシャレ!とも書いています。確かにイタリアなんかに行くとわざと小剣を長くしているイタリア人なんかもいますが,こういった着方はイタリア人がするとサマになりますが日本人はなかなかサマにはなりません。

何よりも普段のビジネスシーンは行き過ぎたファッションはマイナスに作用することも多く,小剣の長いネクタイを見て“オシャレ”と思ってくれる人はほぼいないのではないかと思いますので,ファッション雑誌を鵜呑みにするのは危険です。

私も小柄なほうなので同じなのですが普通に締めると小剣が長くなってしまいます、そういった場合は小剣を折り曲げて裏のループの所にかけてしまうか、シャツの中に余った小剣を入れてしまうのが良いと思います(下の写真参照)。

ARY79552

ダウンタウンの松本人志さんが以前テレビでされていましたが、松本さんは余った小剣をシャツの中に入れてらっしゃいました。ただこれは一つ弱点があって、動いていると気がついたらシャツからネクタイが出てしまっていることもありますので,小剣を折り曲げて裏のループにかけてしまうのが良いかと思います。

そして長身の方の場合は逆に小剣が短くなってしまいますが,これはどうしようもありません。まずは大剣の長さをきちんとする事を優先してください。日本のブランドのネクタイの長さは約146~150センチほどですが,海外のブランドのネクタイは150センチ以上のものもあります。又オーダーでネクタイを作れば長さは自由に設定することが出来ますし,価格も既製品とさほど変わりません。

長身なので合うネクタイが無くて困っている。。そんな方は海外ブランドのネクタイやオーダーでネクタイを作る事を検討してみてください。とにかく経営者がネクタイ選びで最も大切にして頂きたいのはその長さですので是非”信頼を勝ち取るネクタイの長さ”を是非覚えておいて下さいね!


はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。