トップへ
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2017年3月9日

経営者のブランディングはビジネスアバターを作ると上手くいく

経営者の理想のスーツは”なりきりスイッチ”を押してくれるものであると私は考えています。では何になりきるスイッチかと言うと”理想の自分”なのです。常に冷静な自分でいたい,もっと人に対して丁寧に優しく接したい,社員の前で泰然自若としていたい,などなど誰しもこうなりたいと思う理想の姿があると思うのですが,この理想の姿になりきるスイッチを入れてくれるのが理想のスーツです。

1280px-Policeman_at_Tokyo

服と言うのは所作を支配し,所作に大きな影響を及ぼすものです。カンタンな例を挙げると警察官の制服がそうなのですが,普段喫煙をしている方でも警察官の制服を着ている時はタバコを吸いません。これは警察官としての自分になりきっている事と周囲も警察官としての立ち居振る舞いを求めるからなのです。

又警察官の制服を着ていない限り,誰もその方を警察官とは認識をしませんし例え警察手帳を持っていたとしても私服の場合は信じる人は少ないのではないでしょうか?それくらい視覚情報と言うのは判断に大きな影響を及ぼすのです。

なりきりスイッチを押す装いを作る為に

この”なりきりスイッチ”を押してくれる装いを作る上で私がオススメしている方法が,理想の自分=ビジネスアバターを作ってみる。と言う考え方です。どういう事かというと自分を客観視し,第三者目線で冷静に見てみる事。いくら自分がこういう人間だと思っていても他人がそう思っていなければ意味はなく,ビジネスの場で評価をされるのは”他人が評価する自分”ですので自分を客観視する事が非常に大切なのです。

title

歌手の矢沢永吉さんが何かをする時に考えるのが,”それってYAZAWAっぽいか?”だそうです。矢沢永吉本人ではなく,”歌手 矢沢永吉”ならどう考えるのか?を常に判断基準に置いているそうです。矢沢さんはツアーの時は必ずスイートルームに泊まるそうなのですが,あるツアーの時にスタッフさんのミスでスイートルームが予約出来ていない時があったようなのですがスタッフさんがその事を伝えると矢沢さんはこう答えたそうです。

”矢沢は大丈夫だけど,YAZAWAなら何て言うかな?”

ビジネスアバターを作る為に

経営者は”理想の姿”をビジネスアバターとして確立し,そのビジネスアバターならどう考えるのか?どう行動するのか?を意識する事で軸がぶれずに一貫性が生まれていきます。私自身もそうなのですが,”イルサルト末廣ならどう考えるか?どう行動するのか?”を判断や行動の基準にしています。

そしてこのビジネスアバターになりきる為に必要なのが”理想の服”なのです。ではこのビジネスアバターを作る上ではこの三つの段階で考えていくと間違いがありません。その三つとは

1)自分の個性

2)他人がイメージする自分

3)理想とする未来の自分

です。1の自分の個性とは,ビジネス上の理念やミッション,ビジョン,志など自分が何故その仕事をしているのか?と言う部分です。2の他人がイメージする自分は,周りからどういった印象を持たれているのか?と言う部分。キャラクターと言い換える事が出来ます。ここは客観視する事が必要なのですが,なかなか自分では難しいので周りの方に聞いてみる事をお薦めします。改めて聞いてみると新たな発見があるはずです。

先ほども書きましたがいくら自分がこういう人間だと思っていても他人がそう思っていなければ意味はなく,ビジネスの場で評価をされるのは”他人が評価する自分”ですので自分を客観視する事が非常に大切なのです。

そして1の自分の個性と2の他人がイメージする自分を合わせ,3の理想とする未来の自分を作っていくのですが,これは自分にキャッチコピーをつけてみると言う事です。そして自分が服を選ぶときに似合う似合わないで選ぶのではなく,自分のキャッチコピー通りかどうか?と言う視点で考えてみる。

最初は普段の自分とビジネスアバターの自分に差があると思いますが,なりきっているうちにどんどんとその差が縮まりいつか本当の自分になっていくもの。私はこの8年間で沢山そんな方を見てきました。ブランディングする上ではビジネスアバターを作ってみる,経営者はぜひそんな視点も持ってくださいね!


はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。