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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2017年8月21日

スーツの”健康寿命”を劇的に伸ばす4つの正しいアフターケア方法

スーツって何年くらい着る事が出来るのですか?

お客様からそんな質問を受ける事が良くあります。どれくらい着る事が出来るのかを決めるのか?は”正しいアフターケア”をするかどうかにかかっています。正しいアフターケア方法を行えば,スーツは3~4年十分使う事が出来ます。

イルサルトで提唱している”正しいアフターケア方法”のコツは全部で4つありますので,順番に説明をしていきますね。

1:必ずブラッシング

写真1

お手入れ方法の基本中の基本と言えるのがこの“ブラッシング”です。これは1日お召しになられたら必ずする様にして下さい。私自身もどんなに遅く帰ってきたとしてもこのブラッシングだけは必ずするようにしています。

ブラシと言ってもエチケットブラシではなくこう言った厚みのあるブラシです。何故ブラッシングが重要かと言うと生地につく埃やゴミを除去してシワを早く回復させる為なのです。

生地の周囲に埃やゴミがつけばつくほどシワが取れにくくなります。1日お召しになったスーツは気づかない間に色々な埃やゴミが付いていますので帰られたら必ずブラッシングをして取り除く様にしてください。

使い方としては 

1)まずは下から上にブラッシングをし,ゴミを掻き出していきます。

2)次に上から下にブラッシングして毛並みを整えてください。

かなり強めの力でやって頂いても繊維が傷つく事はありませんので,奥から埃を掻きだすイメージでブラッシングして下さい。又色々なブラシがありますがイルサルトのオススメは英国の名門テイラーオブオールドボンドストリートのこちらのブラシです。

写真2

2:肩に厚みのあるハンガーで保管

写真3

当たり前のお話ではあるのですが,服は“着ている状態”を想定され作られています。しかし実際にはどうでしょうか?着ている時間よりもクローゼットに入っている時間の方が圧倒的に長く,衣替えをすると半年以上は着る事がありません。

そこでこのクローゼットに入っている時間を出来るだけ“着ている状態に近づける”のが健康寿命を延ばすコツです。そこで大切なのがハンガーです。肩に厚みのあるハンガーを使用する事で,肩を入れている状態(着ている状態)に近づける事が出来るのです。

色々なハンガーがありますがイルサルトのオススメは,ハンガーの名門マイネッティ社のこちらのテイラーハンガーです。就寝している時間が人生の中で3分の1だから良い寝具を選び快適な睡眠に投資する様に服が長持ちするようなハンガーに是非投資をしてください。

3:すぐにクローゼットには入れず1日は陰干しする

写真4

暑い季節は特にですが,1日お召しになったスーツは汗を吸い湿気を帯びています。汗が完全に服から抜けるには約72時間掛かると言われています。湿気を帯びたスーツをすぐにクローゼットに入れるとその湿気や臭いが他のスーツに移ってしまいます。

そこで1日お召しになったスーツはすぐにはクローゼットに入れず,一晩はクローゼットの外で陰干し(光の当たらない所にかけておく)する様にしてください。

4:パンツはボトムハンガーにベルトをつけたまた吊るしておく。

写真5

ジャケットはパンツに比べるとシワになりにくいのですが,立ったり座ったり歩いたり様々な方向から力が加わりますので1日履いたパンツはシワだらけになっています。このシワをきちんと取っておかないと段々シワがとれにくいスーツになってしまいます。

アイロンをかけたりズボンプレッサーを使ってシワを取る方法もあるのですが,イルサルトのお薦めがこちらです。裾の部分からボトムハンガーにかけてベルトをつけたまま吊るしておく。たったこれだけなのですがベルトの重さで引っ張られ一晩でシワが綺麗に取れますのでカンタンで非常に効果的です!

この4つのポイントを抑えるだけでスーツの健康寿命は劇的に伸ばす事が出来ますので是非実行してみてくださいね!


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ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。