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経営者は服を纏うのではなく,経営理念を身に纏う

公開日: : 最終更新日:2017/11/23 投稿者:末廣 徳司 経営者の装い術 , ,

カッコ良かったらいい!オシャレだったらいい!お客様のスタイリングを決める時にイルサルトを立ち上げた頃そんな風に思っていました。又今では”装い”と言う言葉を使っているのですが,その当時はこの”スタイリング”と言う言葉を多用していました。

この生地は~と言うブランドで,この秋冬シーズンのトレンドは~で

そんな感じでした。しかしある時に税理士をなさっているお客様から言われた一言で私の仕事に対する考え方がガラリと変わりました。それはこんなコトバだったのです。

トレンドもブランドもどうでもいいからボクを信頼される税理士に見える様にして下さい!

このコトバを最初聞いたときには?って感じでした。ファッション業界で生きてきた私にとってはトレンドやセンスは死活問題(笑)今年らしいかどうか?カッコイイかどうか?が最も優先度が高く,最大の関心事でしたから。

DSC_0975

他社との違いを装いでも明確に

でもこのコトバを聞いた瞬間に、あっ今までは特殊な世界に生きてきたんだな~、一般の方はブランドもトレンドもどうでもいいとまでは言わなくてもそれよりも大事な事があるんだなと言う事に気付いたのです。今、私が経営者専門のスーツ仕立て屋と名乗っている一番大きな理由がここにあります。

イルサルトに来られるお客様は中小企業経営者、政治家、芸能人、講演家、コンサルタント、士業、ライフプランナーなど自らのブランド化が必要不可欠な職種の方です。自らのブランド化が必要不可欠とはどういう事かというと、他社との違いを鮮明に打ち出し自分の認知度を上げる事が非常に大切であるという意味です。

例えば私がトヨタ自動車に勤務していたとしたら、トヨタ自動車の末廣ですと言えば瞬間的に覚えてもらえます。それはトヨタ自動車と言う会社に強力なブランドと圧倒的な知名度があるからです。でも私が末廣自動車に勤務していたとしたら、末廣自動車の末廣と言ったところで1.2日で忘れられます。それは末廣自動車にはブランドも知名度も全くないからです。

知名度のある会社に在籍している場合は、自分をブランド化する必要性はあまりありません。あくまで”あまり”です。終身雇用が崩壊している今ではお勤めの方であっても,自分をブランド化する必要性が増しています。これからは会社の中でも自分ブランドを確立するのが必要不可欠な時代になってきているとも言えます。

経営者自身のブランド力を上げる為に

組織のブランド力が弱い場合は,まずは経営者にブランド力をつける事で組織にブランド力をつける事が出来ます。大企業に比べるとブランド力の弱い中小規模企業の場合はまず経営者自身のブランディングを強化する事が大切です。そのブランド力をつける上で最も大事なのが専門性、誰に何が出来るのか?何のお役に立てるのか?という部分。

カンタンに言えば自分は何の専門家なのかと言うこと。

これがまず明確で独自性がある事。そして情報発信力や継続力、コミュニケーション能力。人との繋がりがすごく大切になってきている中、自分よがりの発信ではなく相手が何を欲しているのかを感じ取り役立つ情報を発信する、そして発信するだけではなくコミュニケーションを取って自分を中心とするコミュニティを作っていく事が大切です。

この情報の伝え方が非常に重要で、いくら素晴らしい商品やサービスを持っていたとしてもその価値が伝わっていなければ、その商品やサービスは存在しないのと同じなのです。私自身ファッションと言うのは、伝える手段の1つでありプレゼンテーションツールであると思っています。よれよれの身なりの人よりもきちんとした格好をしている人の方が信頼を勝ち取りやすいのは誰しも分かっている事だと思います。

辻克彦さん

服装がどうでもいいと言う方は、自分の価値が伝わらなくていいと言っているのと同じです。ファッショナブルにするとか、オシャレにするとかと言う意味ではなく、自分の在り方や思いを体現できる装いを経営者は意識する事でよりその価値が視覚的にも伝える事が出来るのです。もっと言えば”経営理念を身にまとう”と言う考えを持つことで,価値が伝わりやすくなります。

又私が大切だと思うのはキャラクターと思いと外見に一貫性があるかどうか?この3つに一貫性があると、言っている内容にも説得力が増して価値が伝わりやすくなるのです。価値が伝わりやすくなると相手の記憶から忘れられにくくなります。忘れられたら仕事を依頼されることはないですが、記憶にある以上仕事を依頼される可能性は残り続けます。

ただ単に似合っているかとか、今っぽいかではなく、本当の意味で自分らしいかどうか?自分の価値が相手に伝わる装いであるかどうか?”経営者としてののスーツ”はそういった視点で選ぶのが非常に重要です。

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末廣 徳司
日本で唯一の経営者専門スーツ仕立て屋として,”経営者のスーツとは企業ブランドを作り上げる最強のメディアである”と言う信念の元,2009年2月イルサルトを立ち上げる。イルサルトとはイタリア語,英語ではイルはThe,サルトはTailor,即ち仕立て屋そのものの意味,スーツを通して経営者自身,そして企業を理想の姿に仕立て上げるお手伝いをしています。中小企業経営者,政治家,芸能人,講演家,コンサルタント,士業,ライフプランナーなど経営者自身及び企業のブランド化が必要不可欠でブランディングが業績に直結する業種,また外見の重要性を何となくは理解しながらもどうしたら良いのかが分からない悩みを持つ方を対象に創業8年間で延べ10,000人を超える経営者のブランド作りのお手伝いをしてきました。経営者には”自身や会社の価値が正しく伝わる装い”が必要です。その為にイルサルトでは、まず仕事への想いや,志,理念などを詳しくお伺いさせて頂きます。インタビューの内容を元に “価値が伝わる装いのご提案書”にまとめさせて頂いた上で,スーツ,シャツ,ネクタイ,靴,コートなど全てのアイテムを一点一点特注でお仕立てをさせて頂いております。

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