経営者が知っておくと得をするフォーマルウエアの知識
社員の結婚式にどんな装いで行けば良いのでしょうか?
お客様に良く聞かれる質問の一つが“社員の結婚式にどんな装いをすれば良いのか分からない”や“知り合いの会社の式典に招待してもらったけどどんな装いをしたら良いのか分からない”など、フォーマルな装いにどのように対応すれば良いのか?と言う内容です。確かにフォーマルなシーンでどんな装いをすれば良いのか?迷ってしまいますよね。
日本で考えられる最もフォーマルな場面と言えば、国賓との晩餐会や宮中での各種式典。しかし、これらは極めて限られた環境の中のイベントで、一般人が関わりを持つ事自体が稀です。では、私達のごく身近で発生する冠婚葬祭や会社の式典,或いはドレスアップを楽しむパーティと言ったフォーマルについてどの様な装いをすれば良いのでしょうか?
フォーマルウエアを着る理由とは?
フォーマルウエアを着る唯一無二の理由は“正しい装いをして周囲の人々に不快感を与えない。失礼な装いで正式な会合や式典に臨まない”と言う為で、決して自分のお洒落の為ではありません。
又洋装は日本の物ではありませんので、日本人が勝手に日本風に解釈してはいけません。例えば、外国人女性が留袖で葬儀に参列したらどうでしょうか?外国人なら構わないとは言えないと思います。どんどん国際化が進み、日本的な解釈やルールでは世界に通用しなくなってきました。
洋装がグローバルスタンダードとなった現在、ドレスコードを理解する重要性は高まっています。とりわけフォーマルウエアを正しく装う事が出来るかどうかかは、経営者に課せられた課題であるとすら私は考えています。是非イルサルトのお客様には“世界に通用するフォーマルウエアの知識”を知って頂きたく、フォーマルウエアの基本を少しお話させて頂きたいと思います。
ファーマルウエアはその格式において3段階(第一礼装,準礼装,略礼装)に分かれますのでまずは三つを見て下さい。この内容を理解して下さればフォーマルウエアの80%はマスターしたも同然です。
◆第一礼装(モストフォーマル)
(昼夜問わず)燕尾服
◆準礼装(フォーマル)
昼間(18時まで)→モーニング
夜間(18時以降)→ディナースーツ(タキシード)
◆略礼装(セミフォーマル)
昼間(18時まで)→ディレクターズスーツ
昼夜問わず→ダークラウンジスーツ
まとめると
ヨーロッパでは招待状にはっきりとドレスコードが明記されていて、第一礼装,準礼装の厳格な区別が存在します。現代においても厳密な意味でモストフォーマルと呼ぶ事の出来る礼装は燕尾服だけしなく、王室や皇室のある国々では昼夜を問わずモストフォーマルは燕尾服です。
ただ日本では燕尾服は皇室行事を除くと結婚式での新郎の装いくらいで,事実上存在しないに等しい礼装である為、準礼装がほぼ第一礼装として扱われています。
日本では、男性の礼装において昼夜の区別や祝儀、不祝儀の明確な区別が存在しませんでしたが、洋装の場合は行事が行われる時間(昼と夜)や儀式の格、会場、行事内容により装いに明確な区別が存在します。
日本では燕尾服を着る機会はまずありませんので今回は説明を省かせて頂きましたが、この燕尾服の略式がディナースーツ(タキシード)、モーニングスーツの略式がディレクターズスーツです。まずはこの区別を覚えておくようにしてくださいね!
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