経営者の服とは人生をかけた舞台で最高の能力を引き出す舞台衣装。
大企業の経営者やお勤めの方も勿論いらしゃいますが,イルサルトに来て頂いているお客様の内9割以上を占めるのが中小規模企業の経営者の方です。ただ中小企業規模経営者と一言で言っても色々な方がいらっしゃいます。
弁護士、会計士,司法書士,税理士さんといった所謂士業の方、お医者さん,講演家、コンサルタント、フルコミッションの世界に生きる営業マン、様々な業種の企業経営者。イルサルトのお客様はそういった方々が多いのですが,皆様に共通するのは自分自身のブランド力を上げることがそのまま業績に直結するとい言う点です。
分かりやすく言うと”その存在を覚えてもらう事”が非常に大切である方と言う事が出来ます。又モノではなくサービスを扱う方が多いので,1人1人の違いがすぐには分かりづらい職業と言い換える事も出来ます。
中小企業経営者は自分ブランディングが必要不可欠
大企業の経営者や大企業に勤めている方なら会社のブランド力が強いので名刺を出せば瞬間的に覚えてもらう事が出来ます。ブランド力の強い会社であれば他社との違いが鮮明だからです。
しかし中小企業の経営者の場合はまるで違います、大企業に比べブランド力が弱い場合が多いのでなかなか覚えてもらいにくい。実際私がワールドに勤めている時は”ワールドの末廣です”と名刺を出せば瞬間的に覚えてもらえていました、しかし今は全く違います。”イルサルトの末廣です”と言った所で数日経てば忘れられてしまう。悲しいですがそれが現実なのです。
ですので中小規模企業経営者の場合は,自分自身のブランド力を上げ”記憶に残る存在”になっていく事が非常に大切です。
その存在を忘れられたら仕事の依頼が来る事は絶対にありません。だから中小企業経営者はその存在を忘れられないように”自分ブランディング”を積極的に行い,相手の記憶に残す努力をし続ける事が必要なのです。まずは仕事においての独自性、様々な競合他社がある中で他の会社との違い、選んでもらえる理由を明確に持つ事が大切です。
今はどんな業界でも”モノ自体”で差を付けることが難しくなってきました。どこの商品もそれなりに良い。私の業界で言えば、郊外型の量販店のスーツもそれなりに良いと言う事。量販店のスーツだからと言って片袖しかないなんて事もなく、スーツとしての形はしている。素人の方からすればパッと見たら量販店のスーツとイルサルトのスーツの見分けがつきません。そんな感じです。
モノだけでは差別化出来ない時代
正月番組でやっていますが、1,000円のワインと100,000円のワインを芸能人がなかなか当てられないみたいにモノとしての差は分かるようでなかなか分からない。上手く誤魔化す事も結構カンタンに出来ます。だからといってモノがどうでもいいのではなく、モノの完成度を上げるのと同じくらい大切な事があると言う事なのです。
それはどんな人が扱っているのかと言う事。扱っている人がどんな人なのか?どんな思いでやっているのか?どんな人を幸せにしたいのか?そういった部分が非常に大事なんだと私は考えています。
そうやって個人のブランディングをしていく上で非常に大切なのが外見です。折角素晴らしい考えを持っていても、それが伝わらないと考えていないのと同じ。だから私の仕事の本質は,服の力を使ってその方の思いやお客様の価値を視覚化する事です。
イルサルトが経営者専門にしている理由
思いを体現出来るような装いをしていると廻りからの目が変わります。そうするとやがてそれが自信に変わります、自信を持って仕事をするのと自信なさげに仕事をするのとどちらが成果が上がりやすいかと言えば答えは明確ですよね。自信が生まれると所作も変化をしていくものです。
又自信を持って仕事をしているリーダーと自信なさげに仕事をしているリーダーのどちらについていきたいですか??
イルサルトが経営者専門のスーツ仕立て屋と名乗っている理由がここにあります。人のお役に立つ事が仕事の目的、そして人にお役立ちする事を先頭に立ってリーダーシップを取る事が経営者の役割だと私は考えています、だからこの経営者を元気にする事で日本全体ももっと元気になる、しかも日本にある会社の9割以上が中小企業なので、この中小企業の経営者を服の力を使って元気にしたい!これが私の思いなのです。
経営者にとって服とは?
経営者にとって仕事は人生そのもの、その人生をかけた舞台で最高の能力を引き出す舞台衣装。
中小規模企業経営者にとって服とはそういうものです。だからその服をまとった瞬間に理想の自分になれる、それが最高の服であると私は考えています。技術も経験もまだまだですが私は人生をかけてそれぞれの経営者の”理想の服”を追求していきたいと思っています。
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