斜陽産業の紳士服業界で生き残るためには?
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最終更新日:2018/11/15
経営者のブランド作り 情報発信, 経営者の考え方, 藤村正宏
vol.4730 こんにちは! 日本で唯一の 経営者専門スーツ仕立て屋 イルサルトの末廣徳司です 装いを通し 『会社の顔』に相応しい 経営者を創り上げるお手伝い 今日もここに向けて 全力で仕事したいと思います ◆青山,AOKIの不振 紳士服販売の2大巨頭 洋服の青山 AOKI この2社が 『最終赤字』に転落 そんなニュースが 載っていましたイルサルトが属するのも 同じ紳士服小売業 紳士服業界の リーディングカンパニーの 大苦戦は他人事でありません この大手2社の苦戦は 一体何を表しているのか? ◆不振の原因 1つは 働き方が変わってきた事 9時に会社に出社し 17時半まで働く ビジネスマンは スーツを着るのが当たり前 この図式が完全に崩れた事 在宅勤務も増え クールビズ,ウオームビズで カジュアル化が進む 結果として スーツを着る人が減り 売上が減少している これが最も大きな原因です ◆物が売れない原因 そしてもう1つ感じるのが 物としてスーツを売る限界 高齢化社会が加速する日本は 労働人口が減少していきます 働き方が変わり スーツの需要が減る上に 着る人そのものの数も どんどん減少するのです
しかし 買うお店はいくらでもある 少なくなる市場を 多くの会社が奪い合う 熾烈な競争市場 規模の追求が難しく 利益の出にくい構造 紳士服業界の 置かれている現実です ◆中小零細企業の今後 大手でも苦しむ状況の中 中小零細企業は どうしたら良いでしょうか? 私が考えるのは ※ 専門性 ※ 個性 ※ 関係性 の3つを意識し 『物を売る』 という感覚を捨てる 『独自の価値の伝え方』 を考える ことにヒントがあるのでは? と思うのです ◆大手の逆を行く 幅広く商品を扱うのでなく 得意な所,好きな所に集中し 価値の深堀りをする 様々なメディアを使い 地道に情報発信を続ける事で お客様との関係性を作る これらは全て 大企業の真逆 ※ アナログにこだわる ※ 商品数を減らす ※ 1つの商品を長く売る ※ 営業時間を短くする ※ 在庫を持たない ※ 単価を上げる ※ 売り込まない ※ こまめな情報発信 ※ お客様を絞る これからの時代こうした事が 非常に大切になってくる
↑↑↑ 毎月発行のニューズレター とにかく継続する事を 意識しています 企業努力は勿論必要ですが 『価格訴求』 するのはある意味ラクです しかし安易な方向ではなく あえて『価値』にこだわる ここに『中小企業の生きる道』 があるのではと思うのです イルサルト独自の価値を 磨き続ける大切さ 大手企業不振のニュースから そんな事を感じました


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