株式会社タグボート 代表取締役 西本真悟さん
今までも、オーダーでスーツを作っていましたが、元となるパターンが古く一つしかないテーラーだったため、こちらの微妙なニュアンスを再現してもらうことが出来ませんでした。
「人」です。こんなものを作りたいと人に伝えるのは意外に恥ずかしいものです。また、漠然としたアイデアを具体的な提案に変換をする能力を持ったコンサルタントは多くはいません。末廣さんは、どのような希望も丁寧に聞いてくれ、こちらが投げかける問いかけに適切な答えを返してくれる数少ないテーラーだからです。
よく言われることですが、人が物事を判断するときに、視角から得る情報が大きなウェイトを占めます。中身が大事なことは言うまでもありませんが、スマートな着こなしは、スマートな提案をする上で重要な要素です。たかが「見た目」で判断されることは大きな損失だと言えるでしょう。
末廣さんが作るスーツを身につけることで、相手に与えるイメージや期待感をあげることが出来るようになった気がします。
もちろん、自分だけが思い込む「自己暗示」のようなものかもしれませんが、仕事をする上で「自分なら出来る!」と感じられる精神状態を持つことは大事なのではないでしょうか?
西本社長のスタイリングを決める最大のポイントはずばり”ボクの着る物”です。
と言うのも、体型だけでなく趣味の方向性も似ているので、ボクが着る物は西本社長もカッコ良く着こなしてもらえるのは間違いない!そう思っていつも選ばせて頂いています。
様々なものに造詣の深い西本社長。だから纏う服も普通ではない何かこだわりを感じさせるものを選ぶようにしています。平面的なものや一年中着られる素材は一切使わず、春夏で言えばシアサッカー 秋冬で言えばツイードなど、季節感を感じさせる凹凸のある生地を使いながら、全体的にはかなり細身のシルエットで仕上げる事を意識しています。