一般社団法人コトマーケティング協会 代表理事 松野恵介さん
元々は繊維関係の会社にいたこともあり洋服は大好きでしたが、自分の好みだと偏ってしまうな~と感じているところがありました。
イルサルトにお願いしようと思った決め手は、独自の価値を持っている仕立て屋さんだなと思ったからです。流行りや好みだけではない「個性」を重視したスタイリングをしてもらえるので、イルサルトさんで仕立てた服を着ると新鮮な気持ちになり、自然と自分に自信が持てるような気がするから不思議です。
服作りを通して自分を知ることができるとは思ってもみませんでした。本当に個性を引き出す独自の価値を持った仕立て屋さんだと思います!
松野さんに初めてお会いしたのは今から8年前。イルサルトを立ち上げる前の年でした。当時私は父親の経営する会社で働いていたのですが仕事は全く上手くいかず,自分の存在価値すら疑問に思っていた時期でした。何をしても上手くいかず、色々な思いが錯綜して混乱していた私に寄り添ってくださり、様々なものが複雑に絡み合った私の頭の中を整理してくださいました。曇天があれよあれよと言う間に晴れ間が広がっていくように、頭の中がどんどんスッキリとした気分になったことをよく覚えています。
松野さんにお会いする度、「とことん相手の立場で考え、相手に寄り添い明確なゴールイメージを示しながら一緒に頑張る。」これが松野さんの一番の魅力ではないかと私は感じています。講師でありながら講師然としているのではなく、お客様に寄り添い共に考え共に行動する,これはなかなかできる事ではありません。
経営者の装いを決める上で“色使い”は非常に重要です。何も言わなくても色々なメッセージを相手に与えるのが色だからです。また、記憶に残りやすい色と残りにくい色があるのですが、記憶に刻み込む事が経営者の装いの目的の一つなので記憶に残りやすい特徴的な色を使うことがよくあります。
しかし松野さんの場合は少し違います。相手に寄り添い可能性を最大限に引き出す事が出来るのが松野さんの持ち味です。松野さん自身が特徴的な色を使うのではなく、あくまででも引き立て役に徹することを装いでも印象付ける事が大切です。そこで今回は優しい色目のベージュをテーマカラーに選ばせて頂き、代表理事としての品格を感じさせるカシミア100%の生地を使用しジャケットのお仕立てをさせて頂きました。
松野代表、いつも有り難うございます!