経営者は”プロフィール写真”にこだわりを持ちましょう!
3年程前からなのですがイルサルトではスーツのお仕立てをさせて頂いた際に,写真撮影をさせて頂いています。
何故写真撮影をするのか?と言うのには理由があります。私が写真を撮るのがすごく好きだと言うのもあるのですが,お客様自身が”客観的に自分を見てもらう”のが理由の一つです。
スーツのお仕立てをさせて頂く際に私は”似合う似合わない”は一切考えていません,似合う似合わないと言う視点は見る人によって全く違うものだからです。ある人は”似合う”と言うけれど,ある人は”似合わない”と言う,そう言った非常に曖昧なものですので,そこに基準を置くと自分像の確立をする事が難しくなるのです。
考えているのは”その方の価値が伝わる装いであるのか?”そして”つけさせて頂いたキャッチコピーに相応しい装いであるのか?”の2つです。基準を外に置いたり,曖昧なものに委ねるのではなく,自分の中に置く事で自分像の確立がしやすくなるからです。
こうした視点で服を仕立てる事に多くの方は慣れていないので,鏡の前の自分を見た時に違和感を感じてしまう事がよくあります。又つけさせて頂くキャッチコピーは”理想の姿”ですので,今の自分との乖離を感じ何か自分ではないような感覚をお持ちになる方もいらっしゃいます。
この違和感や乖離といった感情は今までにない感情で,どう表現したらよいのか?が分からず,多くの方が出してしまう答えが”似合わない”になってしまうのです。ここに毎回写真を撮らせて頂く理由があります。
自分を自分としてみるのではなく,写真に映っている自分を客観的に見てみる,どんなメッセージを伝えたい方なのか?を考えてみる。キャッチコーピーと照らし合わせてみる。そして写真を見続ける事で自分自身が慣れる(笑)
新しい自分(正しくは本当の自分であり,価値や才能が視覚化されている自分)を最も見慣れないのは自分自身です。見慣れない原因は,理想と自分と現在の自分に少し距離があるからなのですが,熱い思いや志を持ち自分が伝えたいメッセージを込めた装いをする事で,そのメッセージが相手に伝わりやすくなりどんどん理想と自分と現在の自分の距離が縮まっていくものなのです。
そして写真を撮るもう一つの大きな理由は,エンパワーメントされた最高の瞬間を撮っておくことで,その写真を見るたびに自分自身が勇気づけられ,力が湧き出てくるからなのです。仕事をしていると良い時も悪い時もありますが,窮地に立った時に”価値や才能が視覚化されている自分”を見る事で,又もう一度立ち上がる勇気をもらえるのです。
経営者が自身のプロフィール写真にこだわった方が良い理由がここにあります。自分自身の価値や才能に気づき,その価値や才能を言語化し,そして最後に服で視覚化する。そうして出来上がった服はただの服ではなく,経営理念や自分の在り方そのものです。
”経営理念を身に纏う”ことで自身の本当に伝えたいメッセージを周囲に分かりやすく伝えてくれるばかりでなく,自分自身をも助けてくれる効果もあるのです。
又今はプロフィール写真を使うシーンが以前に比べ増えてきています。ウエブサイト,ブログ,Facebook,ツイッター,インスタグラムなど様々なメディアでプロフィール写真を使い自分自身の価値を視覚的に伝えるシーンが増えてきているのですが,こうしたメディアにおいても”価値の伝わるプロフィール写真”は非常に大きな効果があります。
例えば採用活動,今の若い世代はSNSを小さいころから使いこなし,こうした情報に大量に触れてきているので視覚的に物や人を判断する傾向が強いです。すごく簡単にいえば、見た目がカッコ悪い経営者よりも見た目のカッコ良い経営者の会社の方が”人が集まりやすい”と言う事です。
そしてもう一つ,プロフィール写真を使いこなす上で大切な事が2つあります。1つ目は,全ての写真を同じにする事。そして2つ目はその写真をむやみやたらと変えない事です。
何故全ての写真を同じにして,尚且つむやみに変えないかと言うと,同じ写真の方が刷り込まれ記憶に残りやすくなるからです。1回で覚えてもらえる人と言うのはなかなかいません,外見に何か分かりやすい特徴が無いとなかなか瞬時で覚えてもらうのは難しいです。
多くの方は外見にそんな大きな特徴があるわけではないので,やはり大切なのは刷り込みの頻度です。同じ写真を使い,長期的に継した発信をする事で少しずつ刷り込まれていきます。そういう視点で考えてみても定期的に情報発信する事は,より記憶に残りやすい存在になる上で非常に大切な事だと言えます。
ちなみに私のプロフィール写真がこちらです。もう5年ほどになるかと思いますが様々なメディアで使用し,講演会等でお話をさせて頂く際は上から下まで同じ装いをする様にしています。たかが写真と思わず,自身の価値を伝えるマーケティングツールと言う視点を持ちプロフィール写真のに経営者はこだわる様にしていきましょう!
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