2025年12月26日
この仕事は、服をつくる仕事ではない
Vol.7228
ある女性起業家の方のスーツを
お仕立てすることになり、
まずはじっくりお話を伺いました。
仕事のこと、人生のこと、
これまでの選択、
そしてこれからの覚悟。
1つひとつの言葉に迷いがなく、
それでいてとても人間らしく、
すごくあたたかい。
正直に言うと、
話を聞いているはずの私が、
いつの間にか
エンパワーメントされていました。
背中を押されているのは、
完全にこちら側。
仕立て屋冥利に尽きる時間です。
その余韻が冷めないまま、
私はひとつのプレゼンを
用意しました。
テーマは
「もしこの人生が1本の映画だったら」
これまでの物語、
そしてラストシーンに向け
どんな装いで主人公は
歩いていくのかの未来予想図

プレゼンを終えた翌日、
1通のメールが届きました。
「魂が震えました」
「自分の人生を、
人にプレゼンしてもらって
涙が出たのは初めてです」
画面を見つめながら、
こちらのほうが
胸を打たれていました。

服を仕立てるという仕事は、
「似合う形」を決めること
ではありません。
どんな未来を
生きようとしているのか?
どんな覚悟を
胸に抱いているのか?
そこに寄り添い、
滲み出るものを
形にしていく作業。
理念は語るものではなく、
生き様として立ち上がる。
そして装いは、
それを最も静かに、
最も雄弁に伝えてくれます。
これから歩まれる未来に
ふさわしい一着になるように。
その方の理念が、覚悟が、
自然とにじみ出るように。
力をいただいたのは、
間違いなく私のほう。
だからこそ心を込め
しっかりとお仕立てしていきます。
はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
記事を気に入ったらシェアをしてね







詳しいプロフィールはこちら
