うちは何でもできる会社ですと答える経営者に限って無難な装いをしている
経営者のスーツ選びに必要な視点とは?
創業してから7年,延べ8,000名以上の経営者のスーツ作りを通して分かった事があります。それは経営者のスーツ選びに必要な視点は一般のビジネスマンのスーツ選びとは全く違った視点が必要と言う事なのです。
一般のビジネスマンであれば,今年のトレンドやブランド,そういった視点で選ぶのも良いかと思いますが経営者の場合は全く違います,トレンドもブランドもセンスも全く必要ありません。
逆に言えばその時代のトレンドや流行っているブランド,そして自分のセンスで選んでしまうと高い確率で失敗をします。失敗をすると言う意味は経営者として相応しい外見になっていないと言う事です。
経営者として相応しい外見になっていないと、経営者自身そしてその会社自身の信頼をも揺るがしてしまう可能性があります。
失敗する2つのパターンとは?
今まで本当に沢山の経営者を見てきましたが失敗している方には大きく分けて2つの失敗パターンがあります。1つはトレンドやブランドで私服を選ぶようにスーツを選んでしまっている方,もう1つは服装なんてどうでもいいと適当にスーツを選んでいる方です。
私服を選ぶようにスーツを選ぶ方はオシャレかどうか?が基準です。しかしビジネスシーンでオシャレかどうかが重要なシーンは一体どれくらいあるでしょうか?逆にオシャレにしすぎる事がマイナスに作用される事の方が多いのではないでしょうか?
貴方の大切な資産を預かるライフプランナーの方が一目でブランド物と分かる派手な服で全身をかためていたらどうでしょう?この人大丈夫かなと何か不安になりませんか?特に経営者の場合はそうです。オシャレを意識するがあまり外見にしか興味の無い軽い人間と誤解され,知らない間にものすごく損をしている事が多いのです。
そしてもう一つの服装なんてどうでもいいと思っていて適当にスーツを選んでしまっている方。こういう方はとにかく無難に目立たない事を最優先します。でも無難って難が無いと書きますよね,と言う事は可もなく不可もない状態,つまり服装で自分は可もなく不可もないどこにでもいるいたって普通の人間ですよと言っているのと同じなのです。
でもどこにでもいる普通の人から物を買ったり、サービスを受けたいと思いますか?又そんな経営者の下で働きたいと思いますか?無難と言うのは個性が何もない事を意味します。
今の世の中どんな仕事をしたとしてもライバル会社と言うのは存在します。ライバル会社がない業界はありません,そんな競争が激しい時代に個性が無い事はイコール存在をしていないのと同じ事なのです。
服がその人の中身を語る
服の怖い所はここなのです、自分ではそんなつもりはないのに服がそう語っている事で損をしている方が非常に多い。特に色はそうです、その色を見たときに私たちがどんな感情を持つのか?は小さい頃からテレビや雑誌を通して知らず知らずのうちに刷り込まれていっています。
スーツを仕立てる上で大切な事の一つがUSP(ユニークセールスポジション)つまり自社の独自性です。同業他社と比べて何が違うのか?誰に何を届けている会社なのか?と言う部分なのですが,うちは何でもできる会社ですとか答える経営者に限ってどこにでもいそうな非常に無難な恰好をしている確率が非常に高いです。
逆に言えば自社の独自性を見つけ出し、誰に何を届けている会社なのかを明確に持っている経営者で無難な恰好をしている方を私は見た事がありません。トレンド,ブランド,センスなんかで選んではいけないのが経営者のスーツ,もっともっと大切な事がある。経営者の方に是非知っていただきたい視点です。
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