生地屋さん、職人さん、お客さんの想いを服を通してつなげていきたい!
Vol.5858
息子の卒業式が先日ありました
小学校を卒業し
4月からはいよいよ中学生!
小学校はあるいて5.6分でしたが
中学校は電車で1時間とすこし
朝のよわい息子がはたして
毎日通学することができるのか?
不安しかありませんが
見守っていきたいと思います・・

小学校を卒業するにあたり
息子が欲しがったのがスマホ
持っている友達が多いようで
とにかくラインをしたいと・・・
グループが既にできているようです
昔は学校を卒業するたびに
連絡が取れない友人がふえ
同窓会の連絡も一苦労でしたが
息子の年代はそんなことはなく
ずっと繋がることができる
これってすごいことですよね・・
つながりが途絶えることがなく
ずっと関係性がつづいていく
すごい時代になったものです
◆海外とのつながり
つながりといえば
SNSの登場で海外とのつながりも
カンタンにできるようになりました
イルサルトの生地の多くは
イタリア製
イタリアの中でもナポリ製
ナポリのなかでも多いのが
カチョッポリさん
カチョッポリさんとも
SNSでつながっています
カチョッポリさんは
世界中の洒落者に
スーツ生地を届けつづけている
1920年創業の老舗生地商
カチョッポリさんの
ブランドネームに描かれているのが
ヴェスビオ火山

ヴェスビオ火山といえば
ナポリ人のこころ
日本人の富士山のような存在
ナポリを愛する想い
ナポリ人である誇り
そんな想いを
ブランドの顔というべき
ブランドネームに織り込んでいるのです
◆カチョッポリさんの想い
カチョッポリさんの生地を
取り扱う理由がいくつかあります
生地自体ももちろん好きですが
カチョッポリさんの考えかたに
すごく共感をしているのです
2020年1月にナポリで取材し
毎月発行のニューズレターで
カチョッポリさんの特集をしたのですが
そのときに余計にファンになりました
取材させていただいたとき
こんな話をしてくださいました
なによりも大切なのが家族
家族のつながりが一番大事
もちろんお客様も大事ですが
まずは家族が優先です
それは
家族が幸せでないと
お客様を幸せにすることは
できないから
でもこの家族の概念が
だんだんと変わってきています
最初は妻や子供,そして従業員
そこからお客様も家族と
思えるようになってきた
家族経営を意識していると
お客様との距離がちかく
感じられるのです
生地を売った買ったでなく
お互いに必要と思える関係
カチョッポリの生地を通して
そんな関係をこれからも作っていきたいね
◆想いをつなぐ
自分のスーツの生地が
誰が?どんな想いで?
作られているのかを
知っている人はほぼいません
その理由は売る側が
ちゃんと伝えていないからです
生地をつくる生地商
スーツを仕立てる職人
仕上がったスーツを着るお客さま
みんな色々な思いを持っている
この思いを繋ぐことができるのは
仕立て屋だけなのです

ただ単に右から左に
商品を流すのではなくて
想いをもつなげていきたい
デジタル時代だからこそ
リモート時代だからこそ
人とのつながりを感じられる
そんな仕事をしていこう!
カチョッポリさんの言葉を思い出し
そんなことを思います
はじめての書籍が
発売されました!
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よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!