トップへ
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2023年4月21日

なぜ「服用」なのか?

vol. 6248  






先日興味深い話を
お聞きしました





服は着る薬だった





これは全然知りませんでした

「装う」という概念や
「衣替え」という文化が
平安時代からはじまり
日本人の美意識の原点が
この時代にあります

自決するときに
わざわざ白装束に着替えるのは
装いと精神が繋がっているからです

そしてさらにもう1つ
服とは着る薬だったという話
服用ということばは
ここから来ているのです




小薬は、飲み薬や貼り薬
中薬は、鍼灸
大薬は、身に纏うもの





草木には薬効効果があり
紅花で染めた赤の腰巻きには
保温効果

殿様の頭に巻かれた
紫の鉢巻きは頭痛止め

鉢巻きの色を江戸紫とよび
紫草の根には解毒の薬効があり
これで染めた鉢巻を巻くことで
病状を和らげられると考えられていたのです

◆服に語らせる

「大薬は身に纏うもの」

とかんがえると
服をあつかう人としての
意識がおおきくかわります

纏うものいかんでは
精神的にも肉体的にも
健康になったり
ときには不健康になる

装いと精神性がつながっているのを
ここでも確認することができました
佇まいに精神性をこめるのは
日本人のDNAともよべるのです

またそう考えることで
服を扱う人間としての
誇りも生まれてきます

ただ単に着るのではなく
精神と装いをつなげて
何者なのかを服に語らせる





このお話をきいて
またモチベーションが上がってきました

こういう時代だからこそ
なぜ装うのか? の意味や価値を
伝えつづけたいと思います



はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。