スーツは仕立て職人の腕で決まる
vol. 6254
お客さまに先日いただいた
高級ワイン バローロ
早速飲んでみましたが
なんとも濃厚(^^)
普段の安物とは
まるで違う味わいの深さ・・・・
さすがにこの違いは
わかるだろうと思うのですが
目隠しされ見えなくなると
分からなくなるんでしょうね。
格付けチェックをされたら
映す価値のない三流仕立て屋に
なるのは間違いないな・・・・
高価なものと
そうでないもの
差がわかりにくいのは
スーツも同じかもしれません。
なんとなく高そう
なんとなく安そう
いろいろ感じるのは
生地の感じや
着ている人の雰囲気。
光沢のある生地は
高そうに見えたり
オシャレな人が着ていたら
高そうにみえることもある。
でも
スーツの良し悪しをきめるのは
仕立て>生地
それなりの生地でも
仕立てレベルが高いと
ものすごくよく見えます。
逆に言えば
素晴らしい生地でも
仕立てレベルがそれなりだと
それなりにしか見えない。
仕立てレベルが高いものは
着心地が抜群によい上に
シルエットもすごく美しい。
仕立てレベルが高いとは
丁寧に縫製されているので
時間がかけられているということ。
時間=お金
なので仕立てのよいものは
どうしても価格が
あがってしまうのです。
生地の値段はバラバラ。
大量に買ったり
残ったものであったり
昔のものであれば
価格はかなり下がります。
有名ブランドのものが
安く売られているのはこの原理。
やすく仕入れた生地を
大量生産するので
コストを安くできるのです。
どんな縫製レベルの職人さんと
契約するのか?
は店主の考えかた次第ですが
自分が惚れた職人さんであるのが
私は大事と思っています。
その職人さんの仕立てに
自分が感動したから
お客さまにも味わってほしい!
という想いがないと
魅力を伝えられないと思うのです。
私が契約している職人さんは
1998年に私がはじめてオーダ-で
スーツを仕立てたときに
縫いあげてくれたかた。
軽さや美しいシルエットに感動し
オーダーするとここまで違うのか!
とおどろきました。
24年前に私が味わったこの感動を
ぜひ感じてもらいたいというのが
仕事の原動力の1つになっています。
なんでもはやくスピーディーに
世の中なってきていますが
ある意味、真逆とも言える
「時間をかける価値」を
伝え続けるのも仕立て屋の役割。
手作りの価値・素晴らしさを
これからも伝えつづけます!
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