フルオーダースーツの方が良いとは限らない
オーダースーツを扱っているボクが言うのもなんなのですが。。。
オーダースーツの方がいいとは限らないんです。
既製服の事を”吊し”とも呼びますが(お店でオーダーするのではなく吊しているのを買うから、そう呼ばれる事が有ります)、
たまにお客様とお話をしている中で”オレのスーツは吊しでたいした事ないから!”なんておっしゃる方がいるのですが、全然そんな事ないんですよ!
既製服はオーダーの様に直したりする事が出来ないので、その物で勝負をしないといけません。
オーダーの場合は体型に応じて色々修正を出来るのでパターン(形)の完成度は既製服の方が高いと言う事も出来るんです。
もうひとつ分かりやすい例えを言うと、高齢の国会議員さん達のスーツ。
確かに生地は光沢有って高そう、身体にも合っている。でもカッコイイかと言うとかなりビミョーですよね。。。着たいとは思わない。
身体には色々な特徴があります。猫背の人、運動していてどこかの部分が発達している人、撫で肩の人色々います。
でもその身体の特徴に合わせすぎたら。。。本来の形から離れていくと思いませんか??
少しの整形なら違和感はないですが、整形しすぎた人の顔がどんどん変になっていくのと同じです。
そうなんです、洋服はあまりに身体に合わせすぎるのではなくて、洋服に身体を合わせていくのもすごく大切である程度引き締まっている方が絶対にカッコ良く見えるものなんです。
だからボク自身も鍛えるし、お客様には身体を鍛える事をオススメしています。
その方が健康にもなるし、スーツ姿がより決まる!そしてこれは肉体改造を体験してみて初めて思ったのですが、心の持ちようが変わるんです。
身体が健康になると今までにない位アタマが回り始めます。ボーっとする事がなく、常にアタマがフル回転している。そんな感じなんです。
では何故オーダースーツなのか??
ですので、ボクはお客様のスーツをお仕立てさせて頂く際に補整は最小限にとどめています。
あくまでも元のシルエットを崩さない。
補整をかけ過ぎると変になるので形を崩さない範囲の中で最高にそのお客様をカッコ良く見せる!それが腕の見せ所だと思っています。
補整をかけてキレイにするのは仕立て屋なら誰にでも出来る。
でも出来るだけ補整をかけずに最高にカッコ良くするのは、やはりセンスが必要で誰にでも出来る物ではない、
ボクはそう思っているんです。
会計士の香川晋平さん、香川さんも身体を鍛えているのでスーツがすごく似合います!
センスを磨く為にイタリアには行くし、既製服を沢山買います。
自分が買って着てどこをどう触ればカッコ良く見えるかを自ら体験するのが一番の近道だとボクは考えているからです。
と言う言い訳の元に服を買いまくっている訳ですが(笑)
なのでオーダースーツの魅力って、勿論身体に合うスーツと言う事もありますが、それよりもボクは無数の生地や裏地の中から自分の理想の姿を演出できる組みあわせを作り上げられる事が一番の魅力だと思っています。
それは決して既製服には出来ない事です。
経営者にとってスーツとはビジネスパートナーであり、自分のなりきりスイッチを押してくれる大切な仲間なんです。
勿論シルエットを美しく見せる為に最低限の補整は必要です、でもそこが一番ではない。
最低限の補整さえ出来れば、フルオーダーでもイージーオーダーでもパターンオーダーでも構いません。
フルオーダーだから良いとかパターンオーダーだからダメとか、そんな事も一切ありません。補整が必要ない完成度の高い既製服もあります。
まとめ
◆まずは自分の長所やどう在りたいのか?を出来るだけ言語化してみる
↓
◆理想の自分にキャッチコピーをつけてみる
↓
◆そのキャッチコピーに相応しいスタイリングを選ぶ
この順番で考えていけば間違うことはありません。
自分のキャラ,思い,外見に一貫性を持たせる事、これが何よりも大切です!
最初はなかなか難しいと思いますのでそんな方はいつでもご相談下さいね!
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普段着ていらっしゃるスーツを持ってきてもらえたらそのスーツにどのようにコーディネートすればいいのかをアドバイスさせて頂いています。
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