2025年12月21日
アラブからかかってきたタメ口電話
Vol.7223
着信音が鳴った。
画面を見ると──
アラブ首長国連邦
……あ、これ詐欺やわ。
と思いつつ、
なぜか出てしまう私。
すると受話器の向こうから
片言の日本語で低めの声。
「……スエヒロか?」
いきなり呼び捨て。
国際的トラブルの始まり
かと一瞬思いました。
「年明け、
ヒコーキ乗る件だけど。
ローマ着、5時ね」
え、なにこの距離感。
アブダビ経由ナポリ行きの
フライト確認の電話でした。

終始フルタメ口。
クッション言葉ゼロ。
前置きゼロ。
電話を切ったあと、
思わず笑ってしまいました。
ああ、もう始まってるな、と。
ナポリの旅は、
出発前からだいたいこんな感じ。
効率とか、段取りとか、
日本的な丁寧さとは
まったく別の時間軸。
でも不思議と、
この雑さがイヤじゃない。
むしろ、
「ああ、旅に出るんやな」
というスイッチが入る。
最短ルートじゃないけれど、
ちょっとしたズレが
後から振り返ると
一番おもしろい思い出が
残っていたりする。

装いも、人生も、旅も、
きっちりしすぎると
余白がなくなる。
片言日本語かつタメ口の
フライト確認を受けながら、
そんなことを考えていました。
ローマ着5時。
了解です。
たぶん今回の旅も、
予定通りには進まない。
でもきっと、
予定以上におもしろい。
ナポリ行きは、
もう始まっています。
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