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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2016年1月28日

イルサルト商品を縫製する宮崎の工房に行ってきました!

イルサルトの商品は全て日本国内の工房で縫製をしています。

良い商品を作るには職人さんとお話しし

コミュニケーションを取る事がすごく大切なので

定期的に工房にいくようにしています。

一昨日も宮崎の工房に行き、職人さんとお話をしてきました。

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工場の仕事とは?

私自身ニット工場で働いた経験があります。

今から15年前まだワールドに在職していた時

ワールドの商品を縫製する上海ワールドに駐在員として派遣されました。

駐在員と言う響きだけはカッコイイのですが、

実際は非常に泥臭い仕事で現地の中国人スタッフと一緒に

朝から晩まで工場内を走り回る毎日でした。

それまでは日本でスーツを着てパソコン相手に仕事から一変

汚れても良い格好に代わり、力仕事も多く、

生産現場の大変さを思い知らされた数年間でした。

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減点法の仕事

生産現場の仕事と言うのは減点法です。

100点満点から始まりミスをするとどんどん減点です。

納期が遅れたら減点、コスト合わなかったら減点

不良品を出したら減点

つまり普通にやって当たり前の仕事

ですので”有り難う”と言われる事がほぼ有りません。

私が駐在時代に辛かったのがここなのです。

普通にやって当たり前、感謝されないから自分の仕事に価値があるのか?仕事の意味すら分からなくなり悩んだ時期もあります。

それまでには経験した事のない感覚を味わい、

体重は激減、円形脱毛症にもなるくらい悩んだ時期もあります。

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服は機械的に出来ない

お店に並んでいる服を見ていると

服が機械的に出来上がっているのではないかと錯覚する方もいますが

服が出来るまでには色々な人の手を渡って

時間を掛けて出来上がってきます。

特にオーダースーツは一点一点サイズも違いますので

単純にラインを流れていくのではなく、

一人一人の職人さんの手に掛かっているのです。

その職人さんがどんな気持ちで服を縫っているのか?て

商品の仕上がりも全く変わってきます。

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大切だと思うこと

私が大切だと思うのはイルサルトも縫製工場も生地屋さんも

お客様に喜んでいただくための仲間だと言う事です。

注文を出す方が上とかもなく対等です。

だから私は業者と言うコトバが嫌いなのです。

業者って何かひとくくりにしていて下に見ている

そんな印象があるからです。

業者さんって言う職種は無く

縫製工場,副資材屋さん,お直し屋さんなど

それぞれがきちんとした名前を持っているので

尊敬の念を持って接する為にも

私は業者と言うコトバを使わないようにしています。

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お客様にとにかく喜んでいただくために

縫製工場さん、生地屋さん、副資材屋さんと連携し

良い商品作りを出来るチーム作りを

これからも強化していきたいと思います。

 


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発売されました!
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よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。