2018年8月23日
このスーツを『100年スーツ』として息子に継承します!
ついに見つかりましたよ! 生地商の方から 電話が掛かってきました 実は私 とある生地を ずっと探していたのです↓◆探し求めていた生地 ずっと探していた生地とは 今から20年前の1998年 私が生まれて初めて スーツをオーダーで 仕立てた時の生地
100年スーツを 今月から始めるのにあたり 私も息子に何か残そう 何を残せば良いのか? を考えた時に 思いついたのが 思い出のあるこの生地でした ◆生まれて初めての仕立て服 生まれて初めてオーダーで スーツを仕立てたのは25歳 西麻布にあった すごくオシャレで高級なお店 当時の私には全くもって 不釣り合いなお店でした 恭しい接客を受け ジャズの流れる店内で エスプレッソを頂きながら 贅沢な時間を過ごしました イタリアの柔らかい生地を選び 自分なりに色々な所にこだわり スーツを仕立てました ◆一張羅にしよう! 価格は15万円 大人の階段を 一気に上がった感覚になり 出来上がりも素晴らしく その時私はこう思ったのです このスーツは一張羅 ここぞと言う場面で着る 勝負服にしよう! その後12年間で そのここぞといった場面は なんと3回だけでした
3回の内訳は 友人結婚式 社内公募面接 デート 汚すのも勿体無く 着る事が出来ませんでした 1回なんと5万円の コストパフォーマンスの 異様に低いスーツです(笑) そして形も古くなり 私の体型も変わった事で 2010年頃に 捨ててしまいました ◆息子に継承するスーツ 私のコンプレックス 『なで肩』を解消してくれた のがこのスーツ 『ナポリ仕立て』の素晴らしさを 教えてくれたのもこのスーツ 経営者に一張羅は不要! そんな事を気づかせてくれた のもこのスーツ(笑) 無くなってしまいましたが 私がスーツを仕立てたお店で 当時働いていた方が 生地を見つけて下さいました 仕立て屋として 色々な事に気づかせてくれた このスーツを 『100年スーツ』 として息子に継承します
これからお仕立てに入ります どんなスーツが出来るのか? 楽しみでなりません!
はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
記事を気に入ったらシェアをしてね