太陽の仕立て屋、月の仕立て屋。イルサルトが目指すのはどちら?
Vol.7118
淀屋橋サロンでは
気分を切り変えるために
接客時間は綾戸さんのJAZZ
お客さまがいないときは
FM802を流しています。
そんなときに流れてきた
チェッカーズの
「ブルームーンストーン」
この歌すごく好きなんです。
タイトルの通り
“月”のような存在感。
控えめで、でも確かに照らす光。
月は太陽みたいに
ギラギラしていない。
必要以上に自己主張せず
ただそこにいて
静かに夜を明るくする。
まぶしすぎないからこそ
人の顔や景色がやわらかく映る。
この感覚が仕立て屋の仕事に
似ていると感じるのです。

仕立て屋は主役ではない。
光り輝くの主役はお客様自身。
仕立て屋とは
スポットライトではなくレフ板。
光源になるのではなく、
光を受け反射の角度を変える役。
そうやって
お客様のなかにある品や魅力を
より自然に引きだしていく。
たとえば経営者の就任会見。
派手にデザインを主張する服では
視線は服に奪われ、
肝心の言葉が届かなくなる。
そうではなく、
肩の角度を1ミリ変え、
襟のロールをやわらかく整える。
そうすることで、
視線は自然にその人に向かう。
会食の場でも同じ。
ポケットチーフの白は、
光を受けてほんのり
かがやくように入れる。
靴の艶は抑え
会話に集中できる余白をつくる。
「服を見せる」のではなく
「その人自身を見てもらう」
ための調整役

こんなことを言ってくれた
お客様がいます。
イルサルトを着ると
自分の輪郭がくっきりする。
そんな気がするんです。
それは服が目立ったのではなく、
その方の本来持つ魅力が
月明かりの下で
自然に浮かび上がったのです。
仕立て屋の仕事は、
主役を奪わないこと。
余白を残し、
影を活かし、
光の反射を計算する。
ブルームーンストーンのように
控えめだけれど確かにそこにいる。
目立たないけれど、
お客様の品格を長く照らし続ける
そんな役割を全うします。
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