ボクの履歴書 vol.3 (姉のコーディネート表に救われる)
本日は、末廣徳司の履歴書VOL.3です。小さい頃から洋服屋になるんだろうなーと思って育った事。そして初めてのデートで服のセンスを全否定をされ、それがトラウマになってしまった事までは書きました。
そんなコトバを浴びせかけられたボクは意気消沈・・・。その後のデートが楽しいわけもなく結局その子とはそれっきり・・・。でもそれ以上にショックだったのは、自分で選んだ服を一言で全否定されてしまった事。今から考えたら確かにイケてなかったのですが、経験値の浅いボクに立ち上がれなくなる位のショックを与えるにはそのコトバは十分すぎるほどでした・・・。
その頃の写真。右側がボクです。
あまりにダサイ弟の姿を不憫に思ったのか、このままにしておいたらコイツはヤバイ!と思ったのか分かりませんが、救いの手を差し伸べてくれたのが姉でした。姉はその時花の女子大生。アメリカ村にあったマーガレットハウエルでバイトしていて洋服の知識も豊富でセンスもバツグン!小さい頃から絵を描くのが好きで美術の成績はすごく良かった姉でした。
そんな姉がボクに一週間分のコーディネート表を作ってくれたんです。
月~金曜日まで、上から下まで靴下からバッグまでを細かく指示した内容でした。うちは洋服屋だったので、洋服を買う事に関してはさほどうるさくなく、母も息子をこのままにしておいたらやばいと思ったのか(笑)姉のコーディネートに合わせた服を色々買ってくれました。今になって思えばこのコーディネート表を残しておけばと思いますが、このコーディネート表がボクの人生を変えた!そう言っても過言では無いくらいのディープインパクトでした。
洋服の事については全く自信の無かったボクは半信半疑でしたが姉の言われる事に100%従いました。すると・・・・色々な事が起き始めたんです!オシャレだね!なんて今まで言われた事がなかった様なコトバを言われるようになったんです。え・・ボクってオシャレ??数ヶ月前には ”よくそんな格好でここまで来たね” と言われたボクが・・・・。オシャレだね!なんて言われると自信が出てきます。
今まで入れなかった様なオシャレな洋服屋に平気で入れるようになったり、女子校の女の子をナンパ出来るようになったり。自分の中で色々なコトが変化してきました。着る洋服でこんなに気分って変わるものなのか!そう感じたのを良く覚えています。服ダサ男からオシャレ番長への階段を一気に上がっていきました。でも、それも長続きせず大学生になった瞬間に暗雲が立ち籠め始めました。たまたま東京の大学に行ったので、姉の支配下から離れたのが原因。姉が近くにいた時は全て聞いていたので良かったのですが、聞く人がいなくなった瞬間、又服ダサ男に戻り始めました・・・・。
続く・・・・・。
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