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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2022年7月23日

傘をささない人に傘を売る方法

vol. 5976  




なんだか雨がおおい


梅雨も明けていないでは?
と思うくらいの天候ですね

ここ最近の雨の日に
私が使っていたのは
イギリスの傘ブランド
フォックスアンブレラ

形がエレガントなので
すごく気に入っています!

ただ・・・弱点があるのです





豪雨のときは漏れます




ぬれないように
身体を守るのが傘

私たちは そう考えますが
フォックスアンブレラの国
英国ではそうではありません

英国紳士は
多少の雨では傘をさしません

ただしく言うと
傘を持っているのに
さそうとしないのです・・

◆傘をささない理由

なぜ傘をささないのか?
と英国人に聞くと
明快な答えがありました

さした傘は美しくない

傘はたたんでいるのが
もっとも美しい

いや・・・・
わかるけど濡れるやん(笑)

フォックスアンブレラが
豪雨の時に漏れる原因がここ




第1の目的は、装飾




そもそも防水機能は弱く
生地に光沢があり
畳んでいる時の美しさを
優先しているのです

英国では
傘を使う文化がそもそもなく
伝統的な雨具は外套

だからマッキントッシュは
英国で生まれ
全土で大流行したのです

◆傘の目的をかえる

外国から入ってきたものの
それは、女性用日傘

しかし英国紳士は
そんな軟弱なものを良しとしない

どうしたら傘を
持たせる事ができるのか?
と傘職人はかんがえます

そこで思いついたのが








彼らが好んでつかう
ステッキのような傘

傘ではなく
雨の日も使えるステッキ









として売りだしたのです

英国傘だけでなく
イタリアの傘もおなじで
豪雨の際は必ずもれます

値段もそれなりにする
高級ブランド店で売っている
雰囲気はすごく良い!

でも豪雨のときは
1000%漏れるのが西洋の傘

そもそもの目的が違うのです
傘をさすときはぜひ
覚えておいてくださいね!


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ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。