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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2023年7月19日

スラックスの折り目は昔なかったという話

vol. 5719   




一昨年に発表してから
毎年好評なのが
ポロシャツジャケット。



ポロシャツ生地で
仕立てられているので
とにかく軽くて着やすい!



私も愛用しています(^^)
でもこの商品も考えぬいて
作ったものではありません。

ポロシャツ生地なら
Tシャツも合わせられるし
ビジネスカジュアルには
ものすごく合うんじゃないの?!


そんなことをふと考えて
思いたったら即行動!
で出来たものなのです(^^)

おもった以上にいい感じで
清涼感ある夏らしい素材感
シワにもなりにくく軽い!

偶然からうまれる
ファッションもありますね(^o^)

◆偶然からうまれるファッション

偶然からうまれるといえば
「スラックスの折り目」
もそのひとつです

そもそもスラックスに
折り目がつくようになったのは
英国皇太子(後のエドワード七世)
の影響といわれています




1880年ころのお話です




それまでのスラックスは
デニムと同じように
横にたたまれていました

あるとき皇太子が
旅行の準備をしていたとき
執事がたたみまちがえ
前後に折り目ができました

しかしそれをみた皇太子は
それもまた面白いではないか
と平気で外出をしたのです




折り目が前後につけられた
スラックスを見た人たちは
上流階級のあたらしい流行と
勘違い、そのまま普及したのです
(ほかにも諸説あります)

◆いつも折り目ただしく!

もし英国皇太子が


なんだこれは!
すぐにやり直せ!



と言っていたとしたら
いまのスラックスは
生まれなかったかもしれません

そういう意味でいえば
多様性をいちはやく
取り入れていたわけですね(^o^)

私もクリースステッチを
楽しむことがなかったかと思うと
当時の皇太子さんに感謝ですね!

スラックスの折り目は
服をどれだけ大切にあつかい
身だしなみに気をつけているか?
のバロメーター





折り目がきれいなだけで
印象はすごくよくなります

逆に言えば
折り目がきちんとしていないだけで
だらしない人と思われてしまいます



クリーニングに出すタイミングは
この折り目が消えかかったとき




折り目が消えかかったスラックスは
クリーニングにだして
折り目を復活させましょう!

そして常に折り目正しい
スラックスをはくようにしましょう!



はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。