日本を代表する匠の皆さまがイルサルトを支えている。
Vol.6847
いつもお世話になっている
縫製工房さんに行ってきました。
仕立てをお願いしている工房は、
日本でも有数の技術力をもつ匠集団。
*****
なで肩&肩幅のせまさが
コンプレックスだった私。
しかし28年前
初めて注文服を誂えたとき
コンプレックスのなで肩が
とんでもなく美しいラインを
描いていたのです!!
その芸術的な肩線を
見事に作ってくれたのが
実はこの匠の職人の皆さま
私のおぼえたこの感動を
おおくのかたに伝えたい!!
イルサルトの原点が
ここにあります。
*****
定期的に来訪しているのですが
ここには理由が幾つかあります。
来訪理由の1つが現状説明。
工房さんのことを私は
取引先だとは思っていません。
取引先という言葉をつかうと
注文だすほう・もらうほう
という関係性になってしまう。
取引先ではなくて
お客さまを共に支える大切な仲間。
仲間だとかんがえると
自分をよく知ってもらいたいから
おかれている状況を説明するのは
あたりまえのことです。
工房さんのほかに
生地屋さん資材屋さんがありますが
みんな同じく大切な仲間。
だからイルサルトでは
「業者」という言葉は使いません。
”業者”という響きが
仲間を連想しないので
どうしても好きになれないのです。
これが理由の1つ目です。
そして2つ目が、
イルサルトのファンになって欲しい!
という想いです。
20代後半の数年間
上海にあるワールド直営の
ニット工場で私は働いていました。
物作りの最前線、
さまざまな専門知識が吸収でき
すごく楽しい時間だったのですが
おどろいたことがあります。
まったく感謝されない
物作り現場は
100点満点からの減点法。
納期通りに、
指示通りのサイズで、
要求されたコストで、
納品してあたりまえ。
100%仕事してあたりまえ
感動もなければ感謝もない
そこにあったのは
すべて”当たりまえ”の世界。
客先からの連絡で
感謝されたこともなく
電話がなれば全てクレーム、
受話器をとるのが恐怖でした。
仕事だすほう・もらうほう
の上下関係しかない繋がり。
顔もしらなく会ったこともない・・
そんな取引先もたくさんいました。
そして今
わたしが大事にしているのは
顔を見て感謝をつたえること。
日本でも有数の匠集団に
お仕立ていただいているのは
喜びと幸せでしかありません。
最初は取引だった関係が
いまは取組みに変わってきて
お互いに大切と思える関係性が
できあがってきています。
私の想いをわかっていただき
イルサルトファンになってほしい
定期的な訪問をつづけているのは
そんな想いからなのです。
ともに喜びを分かちあいたくて
イルサルト10周年記念パーティにも
ご招待しお越しいただきました。
これからもぶれることなく
この匠の皆さまと真摯に真面目に
物つくりに励んでいきます。
はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!