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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2024年12月26日

令和ロマンのジャケットが気になってしかたない!

Vol.6863




M1グランプリで
令和ロマンが前人未到の2連覇!



リアルで見ていましたが
すごくおもしろかったですね~
どのコンビもすごく笑える
レベルの高いグランプリでした!

なかでも私がすきなのが
令和ロマンとバッテリィズ
それぞれの1本目のネタ。

こむずかしい話ではなくて
ただただ単純にわらえる、
これぞ漫才の真骨頂ですね(^^♪






”4分”というかぎられた時間で
スライドもなにもつかわず
言葉のやりとりだけで笑いをとる。

まさにしゃべりのプロですが
服飾専門家のわたし、
どうしても目がいくのが”衣装”






令和ロマン登場の瞬間
髙比良くるまさんのジャケットに
目が釘付けになりました!

まるでドラキュラ伯爵のような
せりあがった構築的な肩ライン


「サンローラン」ぽいな・・・


と思ったのですが
やはりそうだったようです。

↑↑↑
まいどなニュースより
写真クリックで記事にとびます。

デザインを起こすうえで
どこにもっともこだわるのか?
といえば「肩ライン」

いってみれば
ブランド技術の結晶そのもの。

肩の形状をみたら
どこのブランドなのか?
だいたいわかるほど
重要なディティールなのです。







サンローランは
フランスのブランドですが
英国やフランスのスーツは
こうしたシルエットが多い。

しっかりと肩パットもはいり
構築的で重厚感ある雰囲気が
特徴といえます。







たいしてイタリアのスーツは
”ナチュラルショルダー”と呼ばれ
肩線がなだらかに落ちていきます。

肩パットも薄く
せりあがりもないので
肩線が目立つことがありません。

特にナポリのスーツは
シャツのように軽く肩を仕立てる
”マニカカミーチャ”
と呼ばれる
特徴的な作りかたをしています。

このように
「ブランドの顔」ともいえる肩。

だからサイズお直しをするときも
肩幅だけは変えてはいけません。
ブランドの数だけある肩線を
シルエットを変えずに
肩幅を直すことは不可能なのです。







そしてもう1つ
気をつけないといけないのが
「型くずれ」

型くずれとはその名のとおり
型がくずれてくること。

最初はキレイだったカタチが
気がつくとヨレヨレしている・・・
そんな経験ありませんか?


それが型くずれです。








型くずれがおきる要因は
保管方法・着用状態など
いろいろとありますが
肩に最もダメージをあたえるのが
「リュックサック」

荷物のはいったリュックを
肩からかけるのは自殺行為、
重さで肩線が変形します。

そして型くずれの厄介なのは
なったら絶対になおらないこと。
まがってしまった肩線は
2度ともどることはありません。

だから型くずれしないよう
予防するしかないのです。

両手があき、荷物は入る。
リュックは確かにベンリです。

ですが、
スーツやジャケットの型くずれを
ひきおこす直接の原因となり
服の健康寿命をちぢめます。

大切なスーツ・ジャケットを
できるだけ長い間キレイに着たい!
そんなかたはリュックを使うのを
いますぐやめましょう!






しかし・・・・
あの難しいジャケットを着こなす
高比良くるまさんは
さすがチャンピオンですね~
風格と存在感バツグンでした!!









はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
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よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。