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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2025年8月9日

経営者も服も整いすぎないことが共感をうみだす

Vol.7089




整っていないけれど
心に残る風景。

初めてナポリを訪れたとき
そんなことを感じました。







まるでアジアの街のように
クラクションが鳴り響き
突き進むバイクや車

洗濯物がはためく路地裏。

壁に描かれたグラフィティ。

香ばしいピッツァの香り。

人々の笑い声がこだまする広場。






どこを切り取っても
「整然」とはほど遠い。

けれど、
なぜだか圧倒的に“魅力的”
それがナポリの街なのです。

整っていないのに美しい。
整いきっていないからこそ
心が惹かれる。


ナポリの街を歩いていると
整えることだけが美しさではない
と教えられるのです。







そもそも私は
そういう考え方ではありません。


時間とおりに、
決まったとおりに、
いつもの手順を踏んで、


物事を進めるのが得意。
シナリオあるものに安心し
現場対応力に乏しい。







でもナポリにいくようになって
すこしずつ変わってきました。



時間通りに来ないバス、
注文を取りに来ないレストラン、
突然キャンセルになる電車。



最初はイライラしましたが
触れつづけていると
そういうもんなんだと
思えるようになる。

「ちがい=まちがい」
だと思っていたのが
ちがいを楽しもう!!
そう思えるようになったのです。

整っていることには
安心感があります。


左右対称なデザイン、
ポケットの美しい配置、
寸分狂わぬスーツのライン。



それらは確かに美しい。
けれどそこに“ゆらぎ”が加わった時
さらに魅力が増すと思うのです。







完璧と思っていた人の
失敗談を聞いたら
親近感を感じ
より魅力を感じるように
「ゆらぎ」をくわえる。

そのためには
人間らしさを大切にする。
余白を楽しむ。
個性を尊重する。







ナポリが私に教えてくれたのは
そういう「美」のあり方。


整っていながら
どこか抜け感がある。

信頼感の中に
遊びがある。



そんなスーツを仕立てていきたいと
あらためて思います。



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よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

創業以来16年間で
のべ20,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。