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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2016年3月10日

経営者が奥様にスーツ選びを任せて失敗する3つのパターン

経営者のスーツはどうあるべきか?

経営者のスーツはどうあるべきか?どのような視点で選べば良いのか?を昨日ブログに書きました。何となく方向性が理解出来てきた!そんな方も多いのではないとかと思います。でも殆どの方にとっては初めて聞かれるようなお話が多かったのではないでしょうか?

ファッションはセンスで選ぶものだからすごく苦手と思ってらっしゃった方でも,センスもトレンドも関係ないなら自分にも出来るかもしれない,そう思い始めて下さっているとしたら私もすごく嬉しいです。私も含めですが,今までの服選びってとかくセンスやその年のトレンド,またはブランド名で選ばれがちでした。高度成長時代であればそれで良かったのかも知れません,でも時代は大きく変わっています。

服の役割が変わってきた

今までの常識が非常識になるそんな時代です,携帯電話の主な役割も「電話で話す」と言う役割から,ライン,フェイスブック,ツイッター等のSNSを使って「コミュケーションを取る」と言う役割に変化をしてきています。服も全く同じです。原始時代の暑さ寒さから身を守ると言う役割から始まり,階級差を示す役割に変わり,高度成長時代には高級ブランド服を持つ事自体がステータスになり冨の象徴の時代になりました。

しかしそこから時代は変わりました,昨日書いた様に経営者が信頼されるメディアになる事が非常に重要な時代です,こんな時代に求められる服の役割は「自分が何者であるか分かりやすく示す」事にあります。目的が変われば服選びの理由が変わります。理由=自分の軸 と言い換える事が出来ます。自分の軸やコンセプトが決まれば,その軸やコンセプトに合った服を選べば良いので,余計な買い物や買い物の失敗は極端に減らすことが可能になるのです。

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でも多くの場合その軸が明確ではない場合が多いのです,よくある軸についてお話させて頂きますね。まずはその軸を他人任せにする方,つまり服選びを他人,多くの場合,奥様や彼女に任せてしまう方です,女性の方が服選びに慣れているから任せよう!と言う安易な理由からが多いのですがここを軸にすると服選びを失敗する可能性が非常に高くなります。

奥様に服選びを任せて失敗する3つのパターン

この6年間本当に色々なお客様を見てきましたが,服選びを奥様に任せて失敗するパターンが大きく3つあります。

可愛いが基準の奥様

まず一つ目は旦那さんをオシャレにしたいタイプの奥様です。このタイプの奥様の判断基準は「可愛い!」です。元々自身もファッションが大好きで色々なショップを見て回るのも全然苦痛ではありません。男性ファッション誌も積極的に目を通すこのタイプの奥様は旦那さんをオシャレにしたくてしたくて仕方ありません。

カラーステッチが入っているスーツやワイシャツ,派手な色のワイシャツ,極端に細身で丈も短いジャケットやつま先がすごく尖っている靴など,イマドキの若者が好みそうなアイテムを旦那さんに着せたがり、旦那さんを「可愛く」したいのです。

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でも考えてみてください!ビジネスシーンで「可愛い」事がトクになるシーンって一体どれくらいあるでしょうか?残念ながらほぼないと思います,このタイプの旦那さんは知らず知らずの内に軽く見られ信頼感を損なっているのです。このタイプの奥様は旦那さんと年齢が離れていて,尚且つ専業主婦の方に良く見られます。

無難が基準の奥様

そして二つ目は旦那さんをとにかく無難にしたいタイプの奥様です。このタイプの奥様の判断基準は「目立たせない!」です。変にオシャレをさせて女でも作ってきたら大変だと思っているのかどうか分かりませんが,とにかく旦那さんを無難に無難にしたがります。春が来ても夏が来ても秋になっても冬になっても一年中同じ格好,服だけ見ていたら季節は分かりません(笑)旦那さんが少しでも派手な生地を触ろうとするだけで「無理!」の一言。

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この無難というのが最もまずい。難が無いと書いて無難,個性も何もなく至って普通ですと言うのを服でもアピールしているのと同じなのです。このタイプの奥様は強い方が多く,尻に敷かれている旦那さんに良く見られます。

どうでも良い奥様

そして三つ目のタイプの奥様は,旦那さんにあまり興味がないタイプ。このタイプの奥様の判断基準は「なんでもいい!」です。旦那さんが何を聞いても「いいんじゃない!」の繰り返し,きちんと見ているかどうかも怪しくとにかく「いいんじゃない」を繰り返されます。ずっと聞いている私からすると「どうでもいいんじゃない」に途中から聞こえてくるのですが,でも旦那さんはそのコトバがないと安心して決めることが出来ない。そんな感じなのです。

どの奥様にしても失敗する一番大きな理由は,着る経営者本人が普段どんな方と接していて,自分がどう在りたいのか?どの様な印象を与えたいのか?を奥様や彼女が理解している事はほぼ無いからです。勿論中には旦那さんと一緒に仕事をしているので思いの部分や周囲の人の事をよくわかっていて,尚且つ服選びも慣れている奥様もいらっしゃいますが,そういったケースは稀です。

軸を他人任せにするのではなく、まずは自分が経営者としてどうありたいのか?その在り方を表現するのが纏う服である。その事を意識する様にしてくださいね!


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ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。