経営者が毎朝鏡の前でチェックをしなければいけない事とは?
毎日鏡の前に立って何をチェックしていますか?
ネクタイが曲がっていないかとか,服が汚れていないかとか、組み合わせが変ではないかとかそういった事をチェックされる方が多いかと思います。でも経営者の鏡の前でチェックする内容はそれだけでは不十分です。
「コンセプト通りの自分に見えるかどうか?」かをチェックするのが最も大切です。
経営者自身の持っていた本来の可能性を服を使って引き出すことが出来るのです。そんな外側だけ見繕っても大切なのは中身だ!外側だけを作るのは邪道だ!服選びが苦手な男性の多くはそう思っています。しかしいくら中身を磨いてもそれを伝える外側がないとその価値はまるで伝わらないのです,そして残念ながら人間は視覚的情報に大部分を支配されているのです。
そしてもう一つ大切な事は,服を使って3年後の理想の自分に先になってしまうと言う事です。何故3年後なのか?と言うと5年後は今から先すぎてなかなかリアルに想像できない,しかもこの変化の激しい時代ですから5年後の事を考えるのはなかなか難しい。とは言え1年後だと近すぎて今の立ち位置の延長線上でしか考えることが出来なからです。そう意味で言えば3年後は最適です,3年後会社がどうなっていたいかをリアルに想像してみてください!売上はどうなってる?スタッフは何人くらい?お客様の数はどれくらいになってる?その時の自分はどんな感じ?全てコトバに変えてみてください!なんかワクワクしてきませんか?
目標を達成するコツは,期限を切ること,リアルに想像すること,そしてワクワク感を足すことです。この最後のワクワク感を足すことが最も大切,人間は魂が喜んでいる状態が最も力を発揮します,ワクワクすると魂が喜びだします。やらされている事,しなければいけないと思っている事はワクワクしないし,魂が喜ばない,だから長続きしないのです。ワクワクする事は気がついたらやっている事です。
幸福の七箇条
先日お亡くなりになった漫画家の水木しげるさんは自身の「幸福の七ヶ条」と言う中で幸福のコツは「しないではいられない事をし続けなさい」と表現されています。そしてそう3年後の理想の姿に『見える』服を着る事で更に自己概念が上がり,「その気スイッチ」と「なりきりスイッチ」が入ります。大切なのはやる気スイッチではないと言う事です。やる気と言うのはあったりなかったり気分によって上下します,モチベーションと同じようなものです。モチベーションを高く維持するのはカンタンではありません。
でも「その気」は違います。やる気と違ってあったり,なくなったりするものではなく,常に一定だからです。モチベーションを維持するカンタンな方法は「その気」になる言う事です。スポーツ選手がよくイメージトレーニングするのは,結果を出している自分をリアルにイメージして「その気」になる為です。根拠の無い自信,でも何だかいけそうな気がすると言うのがその気,そして目標を達成し理想の姿になっている姿になりきらせてくれる,それが経営者にとって理想の服であり,そこにはセンスなんかは全く不要なのです。
まずは外見を仕上げる
イルサルトのお客様で整骨院を経営されている方がいます,初めてうちに来られたのは今から4年ほど前の事でした。当時の彼は整骨院一店舗のみの経営でした,しかしいつまでも自分が施術するのではなく今後は施術出来る整体師を増やして,自分は経営に専念していきたいと言う思いをお持ちでした。3年以内に10店舗、これが彼の目標でしたが10店舗と言えばそれなりの経営者です。でも彼の当時のスーツは如何にも若者が着そうな着丈が非常に短く,極端に細身なスーツでした、とてもそれなりの経営者が着るスーツでは無かったのです。
又彼のキャラは精悍でやる事は必ず最後までやり通すという強い意思が外見にもそのまま表れている熱血漢,思いを聞いてもとにかく存在感,信頼感を印象付けたいとの事でした。でもその当時着ていたスーツからは存在感や信頼感はとても想像出来ませんでした。
そこで彼の思いを聞き,そしてキャラを見て,私は若者が着そうなスーツではなく,王道の追求と言うテーマを作り濃いグレーのピンストライプのスリーピースを仕立てました。如何にも経営者たる外見に仕上げたのです。そして彼は事あるごとにそのスーツを着るようになり,今までのスーツに別れを告げました。周囲の人からの見る目が変わり,10店舗を経営する経営者になりきって行動する事自分が変わり,出会う層も変わり,見事3年で10店舗を達成したのです。
セミナーや講演会で勉強することも勿論大切な事です。でもそこに加速や劇的な変化を求めるなら是非経営者の皆さんは服装を変えて頂きたい。私は身を持ってオススメします。経営者が服装を変えることにより,自分自身の自信になり,自分が元気になり,会社が元気になるのです。そしてそこには”服のセンス”と言った曖昧なものは全く必要ありません。
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