経営者に最適なシャツの襟の形とは?
ネクタイの結び目の大きさは時代を映す鏡
ネクタイの結び目の大きさと言うのはトレンドと密接な関係があります。昔のネクタイは生地自体が分厚く、ボリューム感があるものが多かったのですが、最近のネクタイはかなり生地自体が薄く、スカーフの様なネクタイが増えてきています(勿論ニットネクタイの様に分厚いネクタイもあります)
分厚いネクタイは結んだ時に結び目はかなり大きくなります。昔ドラマで金八先生がしていた異様に結び目が大きいネクタイ覚えていないですか??伝わっていると良いのですが。。要はあんな感じです(笑)
今あんな風にネクタイを大きく結ぶとかなり野暮ったく見えてしまうのですが、私がワールドに入社をした1995年頃はその大きな結び目が又流行っていたのです。雑誌でも大きい結び目をどう作るのか?を特集されたりして私自身もかなり大きく結んでいて、顔の下に顔がある(笑)と言われたくらいです。
しかしそんな時代も終わり、今の薄いネクタイの場合は小さく結ぶ方がバランスが良く見えます。ネクタイの結び目の大きさは時代の変化を映す鏡とも言う事が出来ます。
経営者に最も適したシャツの襟の形は?
そしてこのネクタイの結び目と密接な関係があるのが襟の形なのです。大きくネクタイを結ぶ場合は、襟の角度が180度近く開いている“ワイドカラー”と呼ばれる襟の形が適していました。しかし今のネクタイの様に小さく結ぶネクタイの場合はあまりに襟の角度が開いているシャツはバランスが悪く見えます。
今のネクタイの結び目の大きさと最も相性が良いのは“セミワイドカラー”と呼ばれる、レギュラーカラーよりも少し襟が開いているがワイドカラーほどは開いていない角度が最も適しているのです。
ファッションは繰り返すものですのでもしかしたら又結び目の大きいネクタイが復活する可能性も0ではありません。その時代が着た時には襟が大きく開いている“ワイドカラー”が適しているのですが、今の時代は“セミワイドカラー”を選ぶと間違いはありません。
又最近ではイタリアのシャツのトレンドから,ワイドカラーよりも更に襟の角度が開き,台襟の高い(シャツの襟が高い)カッタウエイと言う襟の形のシャツもセレクトショップを中心に売られています。
左がセミワイド,右がカッタウエイ
このカッタウエイのシャツは襟の形そのものにすごく表情が有りますのでデザイン性があり特にノーネクタイの時には確かにカッコ良いのですが,襟の開きがかなり広いのでネクタイを締めた時にネクタイの結び目が横から見えてしまう大きなデメリットが有ります。イタリア人なんかに言わせたら横から結び目が見るのがカッコイイんだ!なんて言うのですが,日本の一般的な社会の中ではなかなか通用しません。
横からネクタイの結び目が見えるシャツがカッコイイとどれほどの方が認識するでしょうか,間違いなく多くの方がそう思わないはずです。
これも過度なファッションがビジネスに悪影響を及ぼす一例だと私は感じていますので経営者の方は避けておいた方が良いアイテムです。ただシャツのデザインとしてはカッコイイのでネクタイを締めない時にノーネクタイ用のシャツとして使うか,ジャケットパンツスタイルやカジュアルシーンで取り入れられるのが良いかと思います。スーツを着るときには合わせない方が◎です。
トレンドをそのまま取り入れるのではなく,それは自分の身だしなみに適しているのかどうか?経営者はそういった意識を持つようにしましょう。
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