ボクの履歴書vol.19(ワールド物作りの危機)
ここの所毎日書いている末廣徳司の履歴書も19回目。一体どこまで続くのか???ボクにも分かりません・・・。今までの履歴書はコチラからご覧下さい!
先輩の女性2人失踪!?!
電話をしても繋がらないし、荷物は会社に置いたまま。みんなで色々な所を探しましたが見つかりませんでした。
結局翌朝2人とも普通に出勤してきたので一安心だったのですが、聞いてみると ”もうイヤになっちゃった。。。” との事。洋服が好きでワールドに入り、商品企画の仕事をしているのに、数字分析やキーワード分析ばかりで洋服を作っている気がしない。そんな気持ちになってしまった様でした。
でもボクも商品企画の仕事をして同じ様な事を感じていました。
自分のブランドの売上を分析、他社ブランドに売上を分析。とにかく”売れ線狙い”で効率的に商品を開発する作業が、どうも洋服を作り出しているとあまり感じられなくなっていたんです。なんか家電製品作っているみたい。。そんな風に感じた事もありました。
”百貨店の同質化” が言われる様になったのもその頃でした。カンタンに言えば何処のブランドの商品も同じに見えると言う事。商品分析では一歩先を行っていたワールドでしたが、他社も同じような事をやり出し、結果どこの商品もそれほど変わらず、百貨店の売上が低迷していったのです。
その頃、上司の嶋津さんが言ったコトバが忘れられません。
ワールドの物作りがこのまま行けば、洋服を作る楽しみや感動を感じられなくなる。これは大きな危機だ。
しかし企業と言うのは大きな成功体験をすればなかなかその体験を捨てる事が出来ず、大きな変化を出来にくいもの。その後もオゾックの物作りは大きく変わる事は有りませんでした。
数字的分析だけでなく、もっともっと物作り自体を勉強したい!そんな風にボクが感じていた頃、部署の廊下にこんなポスターが貼られました。
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次回に続く。。。。
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