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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2017年7月5日

経営者は”使い物にならない一張羅”はどうすればいいのか?

勝負服は必要なのか?

これは勝負服にしよう!誰しもそんな服があると思うのですが,その思い切って買った勝負服が残念ながらほぼ着る事がなく箪笥の肥やしになっている場合もあります。これは「一張羅」と思って買う服の場合に多いパターンなのですが,勝負の時に着よう!そう思って奮発するけどなかなかその勝負の場面が来ず殆ど着ないままになってしまった,そういった服です。

私で言えば1998年25歳くらいの時に15万円を出して買った生まれて初めてのオーダースーツがまさにそうでした。敷居の高い仕立て屋さんで,恭しい接客をされ興奮気味にこのスーツは勝負スーツにしよう!そう思って買ったのですが,その勝負の場面はその後10年間で何と3回しか来ませんでした(笑)1回5万円のコストパフォーマンスの異様に低いスーツです。

ここぞと言う場面で着よう!そう思って買ったにも拘らず,そのここぞと言った場面はなかなか来ることがなく,時間だけが過ぎ去り,どんどん服が古臭くなり時代と合わなくなっていき,服としての賞味期限が終わってしまっている,そんな服。そんな服を持ってらっしゃる方も多いのではないかと思います。

図1

これが奮発して買った勝負スーツです。。

特にバブル期を経験している人ならそんな服を必ず持っています。異様に分厚い肩パットの入ったジャケット,タックが2本以上入っている太いパンツ,原色のスーツ。数年前に「バブルへGO!」と言う映画がありましたがまさにあの映画の中に出てくる服です。

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使い物にならない勝負服はどうするか?

この服を持っている人の気持ちは

「いつか又この服のトレンドが来て着る時期がくるかもしれない」

なのですが,残念ながら着る事の出来る時期は来る事はありません。トレンドが復活する事は確かにあります,でも以前にそのトレンドが流行した時とそのトレンドが復活する時とでは服のシルエットやディティールが全く違います,イマドキのシルエットを纏ったトレンドですので全くの別物なのです。

スーツの場合で言えば襟の角度や太さによってどの時代に作られた服なのかは一目瞭然です。レディースファッションの世界ほどメンズファッションのトレンドは激しくないのですが,それでも5年くらいを一つの区切りとしてトレンドは変化をしています。私自身はトレンドを追う事はオススメしません,ファッショナブルにする事で仕事面ではマイナスになる事が沢山あるからです。

でもあまりに昔っぽい服を着ることは,時代の流れを読めていない人と言う印象や変化を嫌う頑固者みたいなイメージを与えプラスになる事はあまりありません。

トレンドは追うのではなく適度に取り入れる事をオススメします。それなりの金額を出して買ったけど古くなりすぎて今は着る事が出来ない,でも捨てるに捨てられない服は思い切って捨ててしまいましょう!執着しすぎるのではなく手放す事で又新しい運やご縁も引き寄せるものだからです。

どうしても捨てる事の出来ない場合はリメイクと言う方法が有ります。サイズを直すのをリフォームといいますが,サイズだけでなくコートをジャケットに変えたりアイテムごと変えてしまうのをリメイクと言います。ただこれにはかなりのセンスが必要なのとそれなりにお金が掛かってしまいますので実行するに当たっては十分な注意が必要です。そういった場合はいつでも私までご相談下さい!

そこまでお金を掛けられない場合は,ヤフーオークションや楽天オークションに出品するか,リサイクルショップに出してみてください。もしかしたらマニアの方の目にとまって高値で売れるかもしれません。


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よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。