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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2017年10月25日

ワールドの上司に言われた忘れられない三つの言葉

就職は憧れのワールドへ!

私がかつて働いていたのは神戸に本社のあるアパレルのワールドです。就職したのが1995年なのですが,その時点でアパレル業界ではベスト3に入る大手企業で,他のアパレル企業では考えられない土日祝日完全休み,又ボーナスを含めた待遇が良く福利厚生もしっかりしていてそれなりに人気のある会社でした。

私自身もワールドに強い憧れを持っていて,ワールドに入社するがための就職活動を行い,内定を頂く事が出来ました。私の同期は東京,神戸男女合わせ50名くらいだったと思うのですが,服が好きだからワールドを選んだ人だけでなく安定した企業に入りたいからワールドを選ぶ方も多くいました。これは私の同期に限った事ではなく,先輩後輩含めそんな感じだったのです。

今だから言えますが,ワールドに入社してこの人はオシャレだな!!と感じたのは男性で3人くらい。。。でもこれは学生時代にユナイテッドアローズ(以後UAと略しますね)でアルバイトをしていた頃,UAの方々からずっと言われていた事なのです。

ユナイテッドアローズでスタイリングを学ぶ

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今では関係のない会社になっていますが,当時はUAはワールドの子会社でした。UA創業者の重松理さんがワールドの畑崎広敏さんにビジネスプランをプレゼンテーションし,ワールドが応援する事で生まれたのがUAなのです。ですので当時のUAの社員さんたちは,親会社であるワールドの社員との交流もあり,ワールド社員がどんな装いをしているのか?も良く知っていました。今でこそ大きくなったUAですが,当時はまだまだ小さなセレクトショップでファッション感度の高い服好きの人が集まる会社でした。

ファッション感度の高いUA社員からするとワールド社員のスタイリングは信じられないものも多く(笑),入社前にはUAの先輩から”ビックリする様なスタイリングをしているから,ビックリしないでね!”とずっと釘を刺されていたのです。

ワールド上司のスタイリングに腰を抜かす

そして実際にワールドに入社し,上司の方のスタイリングを見て腰を抜かしそうになりました。上司の方は当時36歳,大学まで野球をしていてファッションに全く興味がなく趣味はゴルフ。そんな方だったのですが,着丈の異様に長いチェックジャケットに大柄のチェックパンツ,そしてピンクのシャツ。腕にはゴルフが上手くなると当時大流行していたライマと言うブレスレットも付けられていました。

これがUAの先輩方が言っていた事なのか・・・と思ったのを良く覚えています。UAで数年間修行し自分のスタイリングにはそれなりの自信を持っていた(正確には持たせてもらえた)私なのですが,当時ワールドの先輩方に言われた言葉で忘れられない言葉,でもファッション的には全く問題のないを3つほど紹介をさせて頂きますね!

ベルトしないなんて常識外れなやつだ!

これは私がベルトレスパンツを履いていた時に言われた一言。ベルトレスパンツとはこの様なベルトを使わない,若しくはサスペンダーを使うパンツの事を言います。

DSC_1597スーツにはベルト,当時のワールドの先輩方がそう信じ切っていたのですが実はドレススタイルに於いてはこのベルトレスが正統なのです。ベルトをしていないといって上司に怒られるのは英国,フランス,イタリアなどのファッション先進国ではまずありえない事です。ただ注意をして頂きたいのはベルトループの付いているパンツです。こちらのパンツはノーベルトではなくベルトを使う様にしてくださいね!。

サスペンダーって太った人がするものだよ!

20160210000437これも大きな誤解です。太ってくるとサイズの合うベルトがなくなるのでサスペンダーを使う様になる。決してそんな事はありません!最近ではファッションの流れでクラシックなものや英国調の物が多くなってきていますが,こうした流れの中でサスペンダーも又注目されるアイテムなのです。体型に関係なくお使い頂けますし,スリーピースをお召しになる時はサスペンダーを使う方がお腹回りをスッキリと見せる事が出来ます!

ランビンのジャケットいいよな!

lv-l。。。。。ランバンですから。。

ワールドに入社をしたのは1995年なのでもう22年も前の事,しかしながらこの三つの事は鮮明に覚えています。これはどれも間違いですので是非皆様覚えておいてくださいね!

末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。