経営者に必要なのは,揺るぐ事のない大きな志と熱狂的に仕事をやり続ける熱量
生まれて初めて熱狂的になれたこと
イルサルトを立ち上げてもうすぐ9年になります,創業時の熱量は変わる事なく逆に創業時以上に集中力や使命感を感じながら日々のお仕事をさせて頂いています。今までの人生を振り返ってみてここまで何かに熱中した事は残念ながらありません,部活も途中でやめた経験もありますし,ワールドでの仕事もそこそこと言う感じで熱狂的に仕事をしたのか?と言うと胸を張ってイエスとは答える事が出来ません。
しかし今イルサルトの仕事を全身全霊やっていますか?と聞かれると胸を張ってイエスと答える事が出来ます。今までの人生これといって夢中になった事のない私がなぜここまで熱狂的に仕事が出来ているのか?そこには様々な理由があります。まずはこの仕事自体が大好きな事,迷惑をかけ続けた両親に対する気持ち,又自分で始めた事が少しづつ形になりはじめている事で感じる充実感などがあるのですが,最も大きい事は”自分の存在が少しでも人のお役に立てている事を実感出来ている事”にあるのではないかと思っています。
熱量が全く落ちない理由
ワールドで勤務している時は朝から晩まで数字とにらめっこをしていたので,最終どんなお客様が購買されているのか?は全く分からない状況でした。父の会社で働いている時は,お客様との接点を持つこと自体が恐怖で出来るだけお客様と交流する事を避けていました。
でも今は,お客様の喜んでいらっしゃるお顔を見る時も,ミスをしてしまいご迷惑をおかけし謝罪をしている時も目の前にお客様がいらっしゃいます。イルサルトの責任者が私で何をするにでも最終の責任は私にある状況で,スーツのお仕立てを通して自分がお客様のお役に立てている事を日々実感出来ているからこそ,こうして何年も経っても熱量が全く下がらないのではないかと感じています。
イルサルトを始めるキッカケが”儲けたい”であれば,とっくにモチベーションは下がっていたのは間違いありません。時間を忘れて熱中出来るような自分が大好きな事があり,そういったお仕事に出会う事が出来たのは本当に幸せな事です,又私は職人肌の部分があり自分自身で仕事を深堀りしたり,価値を磨き続ける事は比較的得意です。
反面,人に教えたりするのは苦手です。でもイルサルトの仕事は,お客様に寄り添いお客様と一緒に更に大きな価値を共創していく事が大切なので,お客様との関係性を築いていく事が重要なポイントになります。私が熱中して今の仕事が出来ているのは,仕事を通してこうした自分の弱い部分を克服できるからと言う側面もあるのではないかと感じています。
人生の勝算
最近読んだ本で非常に共感したものがあります。前田裕二さんの人生の勝算と言う本なのですが,著者の前田さんは“揺るぐ事のない大きな志と熱狂的に仕事をやり続ける熱量”が事業や人生を成功させる上で最も大きなポイントであると仰います。これは前田さん自身の辛い経験からくるものなのですが,大ピンチを乗り越えていらっしゃる方の言葉には重みがあり非常に説得力を感じます。
私自身も様々な経験をしながらようやく自分の生きる道を見つける事が出来たのですが,事業は安定して成長しているが劇的に変化するキッカケが欲しい経営者に是非読んでもらいたい一冊ですのでご紹介をさせて頂きたいと思います。自分の仕事の進め方がこのままで良いのか?もっと大きな使命感を持ち仕事を進めないといけないのではないか?仕事とは何か?を根本的に考えさされ,胸が熱くなった一冊です。
“人生の勝算”と言うタイトルを見ると何か方法論が書いてあるのではないか?と思ってしまいがちですが,この中に書いてあるのは単なる仕事のやり方ではなく,人生や事業を成功に導く為に必要な事は“揺るぐ事のない大きな志と熱狂的に仕事をやり続ける熱量”だと云う事です。
著者の前田社長はSHOWROOMと言う誰もが配信者になれる画期的な仮想ライブ空間を創り出した経営者ですが,その根本には,“公平で温かい世の中”を創り, 命を懸けて地球上に存在する“機会格差”を無くす“というミッションがあります。前田社長の言う“公平で温かい世の中”とは,生まれてきた人がすべて平等であると言うものではありません。人は生まれてくる環境や運命を自ら選択する事はできません,しかしそれぞれの運命に関係なく強い志を持つ事で恵まれない環境であってもそれを跳ね除け,果てしない高みに到達出来る。あらゆる人が均等にチャンスを得て,投じた努力量に応じて報われ夢が叶っていくと言う世の中を指します。努力と情熱があれば人はどんな高みにだって行ける,そんな勇気をもらえる一冊です。
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