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本日2月21日でイルサルトは9回目の誕生日を迎えました!

2009年2月21日創業から9年

イルサルトを立ち上げたのが今から9年前の2009年2月21日,今日で9回目の誕生日を無事に迎える事が出来ました。ここまで無事にやってくる事が出来たのは支えて下さるお客様,お取引先様,スタッフ,そして家族のお陰です。応援して下さる皆様いつも本当に有難うございます!

今でこそ少し先の事を考えられる様になったのですが,創業当初は暗闇の中を目隠しされて歩いている様なもので,自分が今どこにいるのか?どこに向かっているのか?も良く分からないままただただ目の前の出来る事を必死でやってきた結果,少しづつ道が開いていった感じがしています。

藤村正宏先生の主宰されるエクスペリエンスマーケティング塾を卒業したのが2008年11月。その時点でイルサルトを立ち上げる事を決めていたのですが,創業までに色々な準備をする時間が必要と考え創業日を2009年2月21日に決めました。

2月21日を創業日にした理由

何故2月21日にしたのか?と言うと準備期間を3か月ほど持ちたかったのと,2月21日と言う日が私にとって特別な日だからなのです。ワールドに勤務していた時の事ですが,上海ワールド駐在を命じられ上海に渡ったのが2001年2月21日の事でした。

ワールドに入社をしたのが1995年,父も祖父も独立して起業していたので自分もいつかはとは思っていましたが,色々な意味で居心地が非常に良い会社でしたので”独立したい”気持ちがどんどん薄れ”独立出来たらいいなあ”みたいな希望的観測に変わっていきました。

DSCF2118ワールド在職中の写真

丁度その頃ワールドでは創業以来初めての大リストラが敢行され,多くの人が会社を去った時期でした。”セカンドキャリア支援”と言う美しい言葉が使われていましたが,中身はリストラです。良い会社に入ったと言う認識が有ったので,まさか自分が入った会社がリストラなんてしないだろうと思っていたのでかなりショックでした。と同時に会社をいつでもやめる事の出来る力をつけなければいけないと強く思いました,私が28歳の時です。

変わるワールド,変わる自分

当時ワールドは色々な事を変革しようとしていました。その中の一つが商品調達ルートです,それまでのワールドは”高品質”を売りにしていたので日本国内の技術力の高い工場で商品を作っていました。しかしユニクロ,ザラ,H&Mといったファストファッションが世の中を席捲し始めた中でワールドもその流れに乗っていく事を決め,それまでの高品質から大量生産に方向性を変えたのです。

DSC_1425駐在時代の部下と昨年15年ぶりに再会!

当然コストの高い国内工場では生産が難しくなり,すごい勢いで海外工場に調達ルートが変わっていきました。その変化を目の当たりにした私は,今後どこの会社においても調達ルートが大切になってくるので,最も最適な国で商品を調達出来るプロフェッショナルの力をつければ会社を辞めても通用すると思い,上海に渡る事を決めました。

薄まる帰属意識

上海,そして北京では本当に色々なお仕事をさせて頂いたのですが,常に海外にいる事もあり”ワールドに対する帰属意識”がかなり薄まりました。大好きで入ったワールドでしたが,子会社に出向と言う形になる駐在員は親会社であるワールド社員と微妙な関係になり,想像もしなかった苦しみを沢山味わいました。

DSC_1708昨年夏久々に集まった駐在員の先輩方と

又海外駐在員の先輩方はワールドを離れ独立する方が多かったので,”会社を辞めること”に対する敷居がかなり下がり,数年間の駐在生活ののちワールドを離れる決断をしました。上海に赴任せずそのまま日本で働いていたとしたら今でもワールドで働いていたと思います。

初めてのお客様

少し話がそれましたが,この2月21日は私が自立に向けた一歩を踏み出した日とも言えますので,イルサルトの創業日と決め9年前の2月21日に第1歩を踏み出しました。その日の事は今でも非常に記憶に残っています,午前中に美容院社長のところに行き,お昼から自動車整備工場の社長の所で採寸をさせて頂きスーツとシャツのご注文を頂きました。

のーてんき自動車整備工場社長 片山忠明さん

そして1カ月後仕上がったお品物を持って,又その美容院の社長と自動車整備工場社長の所にお届けに行ったのですが,サイズもピッタリ仕上がっていて2人のお客様ともにものすごく喜んでもらえました。

その時に私が感じたのは嬉しさよりも安堵感でした,何の実績もない私に仕事を依頼して頂いた方にきちんとしたお品物をお渡しする事が出来たと言う事に対する安堵感です。そしてもう一つ感じたのは不思議な気分でした,その時に35歳になっていましたがそれまでただの一度も自分の力でお金を稼いだことのない自分が,お金を稼げた事に対する不思議な気持ちです。

嬉しさよりも強い不思議な気持ち

勿論学生時代にアルバイトをしたりワールドで給与は頂いてはいたのですが,それは既に出来上がっているものに乗っかっているだけで自分が何かを生み出した結果ではありません。初めて自分が自分の力で立つ事が出来たような不思議な気持ちを感じたのです。

そこから9年経ちましたが,お客様に気に入って頂いた時の最も大きな気持ちは嬉しさではなく今でも安堵感です。世の中には沢山のスーツ屋さんが存在します,又イルサルトのお客様は経済的にも豊かな方が多いので買おうと思えば何処でも買う事が出来る方ばかりです。そんな中イルサルトにお越しいただき,私を信頼して下さりお仕事を依頼して下さることに感謝の気持ちしかありません。

これからも創業時の気持ちを忘れる事無く真摯に仕事に向き合い,努力を重ねていきますので皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人
末廣徳司の画像
末廣 徳司
株式会社イルサルト 代表取締役社長

日本唯一の
経営者専門スーツ仕立て屋


経営者、政治家、医師、作家、講演家、
士業、芸能人、スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる


ことをミッションにしている。

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