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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2018年3月8日

ギリシャ神話に学ぶ”経営者のブランドの作り方”

ヒーローの3条件

会社や自分自身の認知度が上がって,必要となった時にいの一番に思い出してもらえる存在になる事。私の場合であれば”自分ブランドや企業ブランドを確立したい”や”スーツを仕立てたい”と感じた時に,真っ先に頭に浮かぶ存在なのか?経営者のスーツと言えば真っ先に末廣さんと思ってもらえる事が,ブランドを創る目的の一つです。

ブランドを創るとは,”自社の独自性や存在意義を確立する事”なのですが,ビジネス書のプロフェッショナル土井英司さんのセミナーに参加をさせて頂いた時に,ブランドを確立する為のヒントを教えて頂いたので今日は少しそんなお話をさせて頂きたいと思います。それはヒーローの3条件というものなのですが,その時代にヒーロー(英雄)になる為の3つの条件をギリシャ神話を例にお話をされていました。その三つとは1)aristos 2)arête 3)aristeia になります。

aristosとは?

aristos(アリスト)とは優れている事,何かで1番であると言う事です。昔蓮舫さんが”2番じゃだめなのですか?”と聞いていましたが,2番ではダメなのです。1番でないとヒーローにはなる事が出来ません。その理由は色々とあるのですが,好んで2番手以降とお付き合いしたいかたは殆どいないと言う事,そして記憶に強烈に残るのは1番だけで2番以降は忘れられてしまう可能性が高くなるのです。

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イタリアンを食べたい!と思ったらまずは1番美味しい,自分が好きなお店に連絡するように,最初から2番目に好きなお店に連絡する人はあまりいません。又日本人でメジャーリーグで一番ヒットを打っている人は?と聞かれたら,ほとんどの方は”イチロー選手”と答える事が出来ますが,では二番目は?と聞かれるとよほどの野球通の方しか答える事が出来ません。それくらい1番と2番には差があるのです。

日本一の電気屋になるのは難しいかもしれません,しかし神戸市灘区でエアコン修理のジャンルでなら1番になれる可能性はぐっと高まります。大切なのはどんな小さなジャンルでも構いませんので,金メダルを獲って1番になる事が大切です。1番になる事で仕事への矜持が生まれ,1番で在り続けようと1番の努力をするのです。

arêteとは?

arête(アテーレ)とはメリット,その時代に必要とされている事です。いくら1番になれるジャンルを見つけたとしても,そのこと自体が世の中に必要とされていない事であれば多くの方のお役に立つ事は難しいのです。例えば今ポケットベルのジャンルで一番になったとしても,ポケットベルを必要としている人がいないので仕事としては成り立ちません。

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大切な事は今がどんな時代なのか?どんな事に困っている人が多いのか?自分に何が出来るのか?をしっかりと考える事です。これは日々のインプット作業に関わってくる事であると思うのですが,人に会ったり本を読んだりして色々な情報に触れる事,そしてもう一つ大事な事は,自分が何が好きなのか?何が得意なのか?どんな時に心が動くのか?など自分自身をしっかりと内観してみる事でヒントが得られると思います。私の場合は”好きな事”の中にこのヒントが隠されていました。

aristeiaとは?

aristeia(アリスティア)とは証拠,武勲や武勇伝の事です。何かの分野で1番,そしてその分野が世の中に必要とされている事であれば結果的に数字がついてくるはずです。日本で唯一の経営者専門スーツ仕立て屋と名乗っている私が,顧客3人だったとしたら誰も私の事を信用はしてくれません。

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自分が世の中のお役に立つ事が出来た事を証明する数字があって初めて人は信用をしてくれるものなのです。ただ起業をする段階ではこの武勲の部分は全くありません,しかしその前の仕事等で何か自分の力を表す事の出来る数字を見つけ出す事で”その道のプロフェッショナル”と認識をしてもらう事は可能です。既に会社をされている場合は,自分が気づかないうちに数字を積み重ねている事も多いので,じっくりと振り返ってなにか数字で表すことが出来るものが無いのか?考えてみてください。

ブランドと言うのは”お客様との約束”であり,こう生きる!と言う自分の意思表明とも言う事が出来ます。このヒーローの3条件に沿って是非自分の価値に気づくヒントにしてみてくださいね!


はじめての書籍が
発売されました!
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よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。