トップへ
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2018年5月26日

ココが変だよ!日本人の装い




日本のパスポート世界最強!
180か国のビザ免除

キャプチャ
出展元 CNNニュースより

ビザ無しで渡航できる国の数
を比較したパスポート比較で
日本とシンガポールが
180カ国でトップに立った!

様々な意味で国際的信用が
どんどん上がっている事を
示す数字ですね!

ちなみに最下位は
”アフガニスタン24ケ国”



私が生まれて初めて
海外に行ったのは28歳
かなり遅めの初海外です

大学を卒業する1995年に
卒業旅行でパリに行くのを
予定していました

slide03
しかし阪神大震災が発生し
卒業旅行が中止になり
その後海外に行く機会が
全くなくなりました


◆中国での生活


それから6年後の2000年
私は初めての海外である
香港に出張で行きました

 香港出張直前に
 3か月後に『上海赴任』
 する事が決定!

上海駐在するのは
会社からの指令でなく
社内公募に応募した
自分の意志です

『海外に行った事も無いのに
 海外勤務を希望する』

自分の勇気にビックリしますね

22222
北京駐在時代の部下と

そして2001年から4年間
上海と北京で駐在員として
仕事をさせて頂きました

 この4年の海外生活が
 私の価値観,仕事観を
 180度変える事になります


一番大きな変化は

 自分のことは
 自分でする

と言う当たり前にきづいた事

UyeC-fymkwyr9798415
中国はとにかく人が多いので
自己主張しないと埋もれます


◆自分の力で生きる


 一般の勤め人であっても
 『一年契約』が当たり前なので
 会社に守られている感覚はなく
 『終身雇用』も当然ありません

会社に雇われる感覚は薄く
その時の自分のスキルに
合った会社を選ぶイメージ

 ”稼ぐも稼がないも自分次第”
 ”自分を守れるのは自分”
 が染みついているのが中国人

そんな環境に4年間身を置き
私も段々影響を受けはじめ
『自分の力で生きる』と決め
帰任の時に会社をやめました



◆”日本では”が通用しない


28歳の時に
上海に渡っていなければ
今もワールドにいたのは
間違いありません

インターネットの発達で
国境の意識が薄くなり
外国人と触れることが
どんどん増えてきました

これから更に増えるのは
間違いありません

”日本ではこうだから”
が通用しなくなるのです


◆日本人の不思議な装い


創業3年目くらいから
展示会視察と買い付けのため
年2回イタリアに行っています

26196230_1608583252554127_878481831015453662_n

イタリア人と食事した際
彼らがよく話す
『日本人の不思議な装い』
があります

私たち日本人が
外国人の着物の着方を見て
”それはないだろう”
と思うことが結構あります

それと同じく
ヨーロッパの方から見て
”それはないだろう日本人”と
思う装いベスト3がこちらです


◆今日はお葬式だらけ?



日本人にとって
”冠婚葬祭”と言えば黒

日本人にとっては当たり前の
これも向こうの方からすると
不思議で仕方ないのです

『今日はお葬式が多いの?』

写真 2016-11-21 14 31 56
ナポリから来られた生地商が
日本人の黒いスーツ姿を見て
私に聞いてこられました

服飾文化先進国である
欧州の方の感覚は

『黒は"喪"の色』

結婚式に黒を着るなんてありえない
最もおめでたい祝宴の一つである
”披露宴”で喪の色を持ち込むとは
なにごとか!と言うことです


◆シャツの下に何故Tシャツ?



”シャツは下着である”
が洋装の基本的考え方

 シャツの下には
 何も着ないのが常識です


TER03471
シャツ一枚でうろうろするのは
下着一枚でいるのと同じこと

 人前に出る時には
 ジャケットまたはベスト
 を必ず着用する

ただ欧州に比べ
高温多湿な日本では
シャツの下に何か着ないと
シャツが汗まみれになります


◆オススメの機能性下着

そこで何を着るかですが
”シャツは下着である”
と言う考え方に基づいて
『着ていても分からない』
ものを選びましょう

私のオススメはこちらです

080420-3
グンゼSEEK

中に着ていても分からず
汗もしっかりと吸い取る
優れた機能性下着です


◆今何時か分かってる?


披露宴や各種パーティで
日本人は”開催される時間”
をあまり意識しません

しかし洋装の場合は

※ 昼(18時まで)
※ 夜(18時以降)

の厳格な時間区分があり
それぞれに相応しい装いが
存在します

お葬式の場合は
”黒”で問題ありません

祝儀の場合は

※ 昼(18時まで)
『ディレクターズスーツ』

写真11
※ 夜(18時以降)
『タキシード(ディナースーツ)』

堀田憲一さん5
この二つが正式ですので
是非覚えておいてください!

閣僚が着ているこちらの
”モーニング”は名前の通り
『朝の第一礼装』です
無題
出展元 ヤフーニュースより

閣僚発表の時間に関係なく
”いつでもモーニング”

この装いも時間を考えたら
正式ではないのです


◆ドレスコードの重要性


元々日本では明治政府が
国際化を進める上で

『英国式装い』

を採用することを決めました

しかし戦争に負け
アメリカから色々な文化が
はいってくるなかで

『日本特有』

の服飾文化が完成しました

日本だけにいるなら
問題ないかもしれません

 しかし国際化が進み
 日本的な解釈やルールでは
 世界に通用しなくなりました

グローバルスタンダードの
装いが洋装になり
ドレスコードを理解する
重要性は高まっています


◆世界に通用する経営者になるために


中でも

『フォーマルウエアの
 正しい装い方』

が出来るかどうかは
これからの経営者の
課題ですらあると
私は考えています

寺田信彦さん
これからもこのブログで

『世界に通用する
 正しい装い方』

を書いていきますので
是非参考にして下さいね!

はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。