2018年8月7日
大塚家具 大塚久美子社長の気持ちが手に取るように分かります
大塚家具自主再建断念 業績不振の大塚家具さんが 他社との提携で 経営再建を図るようです↓出展元 毎日新聞 大塚家具さんと言えば 創業者の父と長女の社長が 経営権をめぐって『お家騒動』 を繰り広げ話題になりましたね 丁度その頃 息子の勉強机を探していて 大塚家具さんにも行きました 方針が変わった直後で お家騒動の事ばかり聞かれ スタッフさんが辟易気味 だったのをよく覚えています ◆高級VS低価格 高級高品質路線の父 VS 低価格路線の娘 この図式だったわけですが 今から12年前に 実は私も同じ経験をしました アパレル大手のワールドに 10年間勤めた私は 『低価格』の商品を 出来るだけ『多く』販売する事 が正義であると 信じて疑いませんでした
対して 婦人服小売店を40年以上 経営する父は お客様との『関係性』が 何よりも大切 1人1人のお客様に 『真摯』に対応すること が正義であると 信じて仕事をしていました ◆低価格路線の結果 40年以上『関係性』を 大事にしていた父の会社に 『費用対効果,効率』を 重視する息子が入社してくる 現場の指示は 息子である私に変わりました 結果は・・・・ 2年で売上半減 悪影響は売上減だけに とどまりませんでした
社員の反発 お客様からのクレーム激増 様々な問題が起こりました ◆どこを見ているのか? 大塚久美子社長と 私の共通点は お客様を見ていない お客様を見て 如何に喜んでもらうか? よりも 先代との違いを出す 事業の効率性 ばかりに集中し 方向性を見誤った 気がするのです ◆効率よりも大事なこと 事業の効率性は 勿論考えることなのですが それよりもまず 自社の役割,ミッション 誰のどんなお役に立てるのか? を明確にすることが 大切なのではと感じます
低価格路線のお店は イケア,ニトリなど沢山あり 大塚家具さんに 低価格を求める消費者は 少ないのかもしれません ◆何よりも大切なこと 自社に出来ること 自社に求められること この2つを合致させるには お客様をみること 特にリピーターのお客様は 会社の『資産』とも言えます 時代によって 変化することは大切ですが 忘れてはいけないのは お客様をみること ◆誰に何が出来るのか? 跡継ぎ経営者の中には 先代との違いを出し 自分色に染めることに 固執する人もいます しかし大切なのは そこではなく 何を求められているのか? 誰に何が出来るのか? をしっかりと見極めること 大塚家具さんのニュースを見て そんなことを感じました
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