SARS真っ只中の北京に1人残る決断をした上司に教わったこと
vol.5168
こんにちは!
イルサルト末廣徳司です
『主役スーツ』
一度きりの
人生という舞台で
主役を演じきる
衣装を仕立てる
日本唯一の
経営者専門スーツ仕立て屋
今日も
お客さまの人生を彩る
お手伝いをさせて頂きます
◆コロナウイルス大流行
コロナウイルスが
世界的に広まってきましたね・・
中国が春節で
世界中に旅行客が行く時期
これからどうなるのか・・・
拡大しないことを祈ります・・
今から20年ほど前
SARSが大流行をしたとき
私は発生地の北京にいました
マスク姿の人が日に日に増え
商業施設からは人が消え
どこで感染者が出た!と
様々な情報が錯綜し
北京の街は大パニック
ワールド本社からは
帰国命令が出され
SARS終結宣言が出るまで
1か月間日本で生活しました
◆北京に1人残った上司
駐在員には
全員帰国命令が出たのですが
現地の責任者は自らの意思で
北京に1人残りました
もし何かあったとしても
自己責任ということです
残った理由は
現地スタッフの士気を
下げないため
異常事態とはいえ
首脳陣である日本人が
全員逃げ出してしまうと
モチベーションは下がり
良い影響はありません
駐在員として成果を上げ
日本本社で出世をする
駐在員はそのステップで
数年間働いているだけ
中国人の感覚からすると
いつか日本に帰るんでしょ!
というのが本音
強制帰国で
私が帰る際には
帰るところがあっていいね
私達は行くところがない
と言われたのを
今でも忘れる事が出来ません
◆言葉と行動で示す
日本企業が中国進出し
現地人を使いながら
外国で商売をする
そこには現地への
愛情,覚悟,尊敬の念がないと
上手くいく事はありません
日本人同士であれば
言わなくても分かる空気感も
外国人には通用しません
どんな時でも
自分の意思表示を言葉
そして行動をもって示す
必要があるのです
北京に残った責任者は
その覚悟を中国人に認められ
仲間意識も強くなり
関係が強くなっていきました
経営者としての覚悟
言葉で書くと簡単ですが
それはどんな行動なのか?
を当時の上司に教わりました
何が一番大切なのか?
を常に考え
覚悟を持って行動に移せる
経営者になりたいと思います
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