2022年5月18日
スーツは肩と襟で決まる
vol. 5910
ナポリ仕立てのスーツが
世界で一番カッコイイ!
ナポリ仕立ての真骨頂といえば
ヴェスヴィオ火山の稜線のように
なだらかに美しくおちていく肩線
肩パットもできるだけ入れず
まるでシャツを着ているかのような
かるい着心地
この繊細な肩をどう作りだすか?
を常にかんがえています
なで肩のお客さまは
肩線が落ちているので問題ありませんが
いかり肩は肩線がさほどおちないので
このラインを出せませんでした
がしかし今回ついに・・・
いかり肩のお客様でもこのシルエットを
出せるよう改良することができました!
肩のシルエットは
スーツやジャケットの顔
ブランドネームで区別するのでなく
ぱっと見でイルサルトとわかる
そんな物作りを極めていきたいですね
◆肩と襟
ブランドネームがなければ
どこのブランドなのか分からない
そういうブランドも
世の中には数多くありますが
イルサルトをそうしたくはありません
とはいえ
ド派手な生地をつかえば
すぐにわかると言うのもちがう
目指すのは
普通そうに見えるけどなにか違う
他にはない世界観を感じさせること
けっして華美ではなく
品の良さを感じさせる作り
こだわっている部分は
いろいろとありますが
最もわかりやすいのは
※
なだらかに落ちていく肩
※
カーブをしている太めの襟
肩と襟はスーツの顔
そしてここに乗せていく生地
ここもプロとしての
腕の見せどころなのですが
幸いなことにナポリとの繋がりで
なかなか入手できない生地を
取りあつかうことができています
シルエットと生地にこだわり
イルサルトにしかできない物作り
を極めていきます!
はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
記事を気に入ったらシェアをしてね