2023年1月25日
人の想いと共に服は生き続ける。
vol. 6162
写真を整理してると
目に止まったのが
中村圭佑さんのスリーピース
採寸をしているときから
これがいいのができそうだ!
という確信があったのですが
仕上がったスリーピースをみて
確信が決定にかわったのを
いまでもすごく覚えています。
中村さんが
締めていらっしゃるのが
洒落者だったお祖父様の愛用品
お祖父様が愛されたものが
こうして時代をこえて
孫が愛用するようになる
想いをこうして
繋ぐお手伝いができて
仕立て屋冥利につきる
うれしい時間でした!
◆祖母の想い
七五三で娘が着た着物は
なくなった祖母が
選んでくれたもの
妹のときも
姪っ子のときも
娘のときも
七五三できるのは同じ着物
赤ちゃんを抱っこしているのが
着物をえらんでくれた祖母
抱っこされているのは私の妹
リンゴのニットを着ているのが私
このリンゴのニットは
うちの息子も小さいころ着ていて
その姿を見て母がすごく
よろこんでいました
祖母の想いが
曾孫にまで繋がる
そして息子や娘に子供ができ
又その想いが繋がれば
祖母もさらに喜んでくれるでしょう
服はただの物ではなく
いろいろな人の想いを乗せ
時代を超え繋がっていくもの
服を生業にしている人間として
私自身もそんな想いをこめて
長く愛される服を
仕立てていきたいと思います
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