35年前に亡くなった祖父がまだ生きていた!
Vol.6844
気温が下がり、
増えてきているのが
コートのご注文。
なかでも人気なのが
「ダブルチェスターコート」
ダブルというからには
シングルもあるのですが
”チェスター”というのは
実は人の名前なのです。
英国のチェスターフィールド伯爵が
19世紀後半に初めて着用したことに
由来した名前。
もはやメンズファッションでは
必要不可欠と言えるダブルチェスター。
これからもこの名前は
使いつづけられるでしょう。
人間は2回死ぬ。
まず死んだとき。
それから忘れられたとき。
そう言われていますが、
チェスターフィールドさんは
名前をなかなか忘れられないので
これからまだまだ長生き人生。
イルサルトで開発したコートが
100年後「ダブルスエチャンコート」
とか名前がつけられていたら
最高にうれしいですね~(^^♪
”名は体をあらわす”
と言いますが
私の名前 ”徳司” は
父方の祖父がつけてくれました。
祖父には9人の孫がいるのですが
私以外はみんな女子の女系家族。
はじめての男の子で
祖父はものすごく喜んで
自分の名前 “徳治郎” から
命名してくれたのです。
祖父の仕事は紳士服屋。
注文服を誂えるのが常識の時代に
これからは既製服の時代と先読みし
事業は大成功しました。
祖父の起業から100年後
既製服が当たりまえの時代に
孫が真逆をいき注文服で起業。
方法論はちがえど志を引きつぎ
祖父も喜んでくれているでしょう。
私が憧れるのは祖父の生きかた
事業で成功しただけでなく
自分の能力と時間を
人のために使いました。
社会奉仕活動に力をいれ
商店街振興に力をそそぎ
他人から必要とされつづけた人生。
靴はいつもピカピカ
仕立てのいいスーツを纏い
いつ見てもダンディな雰囲気の
まさに自慢の祖父でした。
イルサルトができているのは
この祖父のおかげです。
奇跡的な出会いの連続で
イルサルトの立ちあげに
繋がっていったのですが
祖父が導いてくれたのでしょう。
顔つきが祖父に似てきた!
と言われることが
最近おおくなってきて
偉大な祖父に近づいたのかなあと
うれしく感じています。
自分のルーツを意識することは
大切だと思うのです。
いま起きていることは
偶然でなくすべて必然の結果
ご先祖さまのおかげで自分がいる。
祖父への感謝を
こうして口に出すかぎり
祖父の二度目の死はありません。
イルサルトを産みだすキッカケを
作ってくれた祖父には
まだまだ元気に長生きしてもらいます!
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ぜひ読んでください!