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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2024年12月19日

結婚式に黒スーツは日本の常識・世界の非常識

Vol.6856




年末の恒例行事
2024年の流行語大賞が
発表されましたね。

流行語大賞になった芸人は
その後消えてしまう・・
という曰くつきの賞ですが
今年の大賞が「ふてほど」

????
なにそれ聞いたことないぞ
と思っていたら




不適切にもほどがある




というドラマの略語、
この作品もみていないうえ
タイトル略されたらわからない。

授賞式に登壇した
主演の阿部サダヲさんも




ふてほど
って言ったことは1度もない




と言っていたらしく
この略語はいったいどこで
はやったのでしょうね・・・

言葉の簡略化が略語ですが
もっとも簡略化された服といえば
フォーマルウエアです。

そもそもフォーマルウエアは
その格式において






①第一礼装
②準礼装
③略礼装






の3段階にわかれます。

①第一礼装は燕尾服
一般人が着る機会はないので
これはおぼえなくて大丈夫です。
①が簡略化され②③になります。

そして②③は
昼(18時まで)夜(18時以降)
と時間により変わります。






②の準礼装
昼➡モーニング
夜➡タキシード



モーニングは結婚式での
新郎や新郎父くらいなので
これも着る機会はほぼありません。

夜間の正装がタキシード
なので昼に着るのは×です。

↑↑↑
こちらがタキシード
(英国ではディナースーツと呼びます)

③の略正装
昼➡ディレクターズスーツ
昼夜問わず➡ダークラウンジスーツ





ディレクターズスーツとは
モーニングスーツが簡略化された
世界に通用する昼間の略礼装。

ダークラウンジスーツとは
黒,チャコールグレー,濃紺などの
一般的なスーツのこと。







日本では結婚式・お葬式
ともに黒スーツを着用しますが
これは日本だけの習慣です。

欧米では黒は“喪の色”
めでたい結婚式では着用しません。
もっともおめでたい祝宴の1つで
黒はありえないのです。

↑↑↑
こちらがディレクターズスーツ

フォーマルウエアは
日本生まれではありません
なので日本人が勝手に
解釈してはいけないのです。

たとえば外国人女性が
留袖で葬儀参列したらどうですか?
外人だから良いとはいえません。

なぜダメなのかを
きちんと教えてあげるのが
本当の礼儀といえます。








国際化がどんどん進み
日本的な解釈やルールでは
世界に通用しなくなっています。

「洋装=世界標準服」となり
ドレスコードを理解する重要性は
年々たかまっています。

とりわけフォーマルウエアを
正しく装う事が出来るかどうかは
経営者に課せられた課題。

世界に通用する経営者になるため
フォーマルウエアのルールを
きちんと知りましょう!


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よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。