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家業を継がない事を決断しました。

ボクはワールドを退職しイルサルトを立ち上げる前に、父の経営する会社に数年間勤めていました。父の会社はミセス向けの婦人服を販売するお店を、南大阪で現在3店舗を展開しています。

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ワールドを退職し家業に入った頃のボクは自信満々でした。

日本のワールドで10年近く勤め、その後中国にも駐在し、それなりの成果をあげていたので、ワールドのやり方が結果を出せる唯一の方法!くらいに思っていました。

一言で言えば効率を最重要視するやり方です。如何に売れ筋商品の在庫を確保し、ヒット品番を売り積みする事で売上を効率的に上げていく!そんな方法です。

ワールドのやり方に慣れ親しんだボクが、家業に入ったときに目に付いたのは”効率の悪さ”だけでした。ヒット品番が出ても追加をしないので何故か?と聞くと、これはAさんに売ったからBさんには売れないと言う。信じられないコトバが返ってきたり、何故このメーカーと取引をしているのか?と聞くと営業の人が頑張っているから!という情緒的な答え。戦略も戦術も何も感じられないお店。

そこでボクはワールド式の管理方法を取り入れ、全てを数値化して見えるように変革をしていきました。

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これで売上は急拡大する!そう確信していましたが、結果は売上急降下・・・・最初は社長の息子が帰ってきたとお店のスタッフも喜んでくれましたが、言うとおりにしても結果が出ない事が分かり始めると、お店のスタッフから々相手にもされなくなっていったんです。

でもその時のボクは自分が悪いとは全く思わず、ボクの理論を実践できないお店のスタッフが悪いと本気で思っていたんです。そして強硬に進めていったのですが結果は悪くなるばかり、でも父はそれに対して何も言いませんでした。きっと、もう任せた!と思っていたのでしょう。

でも状況は悪くなるばかり、売上は良くならないし、お店のスタッフとの関係も最悪。自分には一体何の価値があるんだ?と自問自答する毎日。

そんな時にマーケティングコンサルタント藤村正宏さんと出会い、藤村先生の何気ない一言からボクの人生が変わり始めました。

藤村先生との出会いから6年、最初はイルサルトの仕事と父の会社の仕事を並行してやっていたのですが、次第にイルサルトの仕事が忙しくなり、父にお願いをしてイルサルトの仕事に専念をさせてもらうようにしました。

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そして5年経ち有難い事に多くのお客様に支えて頂き、何とかイルサルトも形になってきました。

でもアタマの中に父の会社の事は常にありました。継ぐべきか?継がないべきか?継いだ方が良いのか?一旦お世話になりながら自分の好きな事を見つけたら、そっちに集中するなんて虫が良すぎない???月火は父の会社に行き、水曜日以降はイルサルトに行けないか?この5年間本当に色々な事を考えました。

でも家業は継がない決断をして、父にも先日話しました。

イルサルトを創業した頃は、自分にも出来る事を証明したいとか父に認めさせたい、そんな気持ちも多かったように思います。でも最近は随分と変わってきました。とにかく身近な人の役に立ちたいとか喜んでもらいたいとか、自分本位ではなく他人本位に変わってきている様な気がします。

又ちょっと前まではサロンを何カ所も出したい!とか拡大したい!みたいな気持ちもありましたがここ最近では、そんな気持ちもなくなってきました。結果的に拡大するのはいいと思うのですが、拡大を意図するのではなく今支えてくださっているお客様のもっとお役にたてる事が出来ないか?そんな風に変わってきています。

広く浅くではなく、狭く深く仕事をする。その方が自分らしいし、楽しいし、何よりもワクワクするんです!家業を継がないという決断をした事で、見える世界が何だか少しずつ変わってきているような気がしています。

以前は親の会社に一旦入社して上手く行かなかった事はどちらかと言えば隠したい過去でした。でも今はその失敗も含めて全て自分なんだと思える様に変わってきました。

お世話になった親に親孝行し、安心してもらうためにも自分が出来る事、すべき事、人のお役に立てる事をこれからも追求していきたいと思います。

この記事を書いた人
末廣徳司の画像
末廣 徳司
株式会社イルサルト 代表取締役社長

日本唯一の
経営者専門スーツ仕立て屋


経営者、政治家、医師、作家、講演家、
士業、芸能人、スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる


ことをミッションにしている。

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