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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2017年11月3日

経営者が知っておくべきジャケットの国際的な着こなしルール

シングル,ダブル様々あるジャケットのデザイン

平岡孝輔さん2株式会社星光医療器製作所 平岡孝輔さん

スーツのデザインには1つボタン,2つボタン,3つボタン,ダブルなどのデザインがあります。こちらの平岡さんがお召しなのは,フロントに釦が二つついている。所謂二つボタンスーツと呼ばれるもので,若々しい印象を与えるのが特徴です。写真では分かりづらいのですが,2つあるボタンのうち上は留まっている状態,下は外されている状態です。

どのボタンを留めるのかもルールがあります。

と言うのは,フロントボタン(前に付いているボタン)のどのボタンを留めるのかにもきちんとしたルールがあるからなのです。3つボタンなんだから3つとも留めておこう!2つボタンだから2つとも留めておこう!そんな方も結構いらっしゃるのですが,3つボタンのスーツの前のボタンを3つとも留めたり,2つボタンのスーツのボタンを2つとも留めている方はそれだけですごく野暮ったく見えてしまうんです。

と言うのも,2つボタンスーツでも3つボタンスーツでも同じなのですが一番下のボタンは留めるものではなく飾りなのです

試しに一番下のボタンを留めてみてください,すごく変なシワが入りませんか??スーツの形と言うのは3つボタンの場合は真ん中のボタン,2つボタンの場合は上のボタンの部分が最も細くなっていて,その部分から緩やかに広がっていく。そんなシルエットをしています。

シルエットが広がっていくところについている一番下のボタンを留めるという事はそのシルエットを無視してしまっていると言う事,そして前述したように一番下のボタンは飾りだと言う2つの理由からルール違反と言う事が出来ます。そしてこのボタンの留め方にはもう一つルールがあります。それは立っている時にはボタンを留め,座っている時にはボタンを外すというルールです。座っている時にボタンを留めると座りにくい上に妙なシワが全体的に入ってしまいます。ですので座っている時には前ボタンを全て外しても大丈夫です。

又この様なスリーピースを着る場合は,中に着ているベストのボタンが留まっているので立っている時も座っている時もボタンは留めなくて大丈夫です!

荒木心さん4荒木空調工業株式会社 荒木心さん

立っている時,座る時の違いとは?

その代わりに立った瞬間にボタンは留める(もちろん一番下のボタンは留めないでください)事を意識するようにしてください。首脳会談のシーンを思い出してみてください。座って話している二人の首相が最後立った瞬間にすぐに上のボタンだけを留めて握手をする,そんなシーン見た事がありませんか?立っている時には上のボタンを留め,座っている時には全部外す。これは国際的な着こなしのルールなのです。

小山さん2株式会社スマートチェンジ 小山弘樹さん

小山さんがお召しなのはダブルスーツですが,ダブルの場合はこの様に上のボタンのみを留める様にしてくださいね。立っているときはボタンを留め,座った時にはボタンを外すのはシングルの時と同様です。あとボタンの話からは少しそれますが,見落としがちな所ではあるのですが着心地に大きな影響を与えるのがアームホール(ジャケットの脇の部分)の太さです。この部分が太い方が着やすいと思われている方が多いのですがこれは逆である程度細い方が腕は動かしやすいのです。

と言うのはこのアームホールの部分が大きすぎると服の中で身体が泳いでしまう状態になるので腕を上げ下げする時の運動性が損なわれてしまいます。このアームホールの部分が細いものの方が腕を上げたときに同時に服も上がるので結果的に動かしやすいのです。ですのでスーツを試着する際には必ずこのアームホールの深さをチェックするようにして下さい。もしこのアームホールが深い場合はリフォーム屋さんに持って行けばアームホールを浅くお直しする事も可能です。

これらの事を知っておくだけで知らないうちに恥ずかしい思いをする事もありませんので,是非知識として身に着ける様にしてくださいね!

末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。