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妻の可愛いスカートを選びながら思い出したこと

たまたまショップで可愛い服が有ったり,イタリアのお土産に妻に服を買って帰ったりする事があるのですが,お陰様で今まで買って帰った服は気に入って妻は着てくれています(笑)

先日オーダー受注会の開催をさせて頂いた小樽のお店は,レディースのセレクトショップをされていているのですが,オーナーの奥様のセンスがすごく良く,可愛い服が沢山あったので思わず妻にブルゾンとこのスカートをプレゼントに買って帰りました!

写真 2018-04-16 10 26 24大きなリボンのついた鮮やかなブルーのスカート!デザインに一目ぼれしました。

ワールドではずっとレディースの仕事

その昔自分の服すらまともに選ぶ事が出来なかった私が,こうして妻の服を買える事になっている事に自分自身が一番びっくりしています(笑)大学を卒業してからワールドには10年間ほど勤務をしたのですが,その10年間は実はずっとレディースの仕事をしていました。

最初は年配女性向けブランドの営業,そこから若い女性向けのブランドに異動しそのブランドでは商品企画,生産管理,営業に至るまで様々な職種を経験させて頂き,その後上海に渡り原料開発~商品開発に至るまで色々な仕事をさせて頂きました。

中でも思い出深いのが,商品企画の仕事です。若い女性向けの服の企画を当時27歳くらいの私がしていたのですが,その時に口酸っぱく言われていのが”エースを探せ!”と言う台詞でした。

エースを探せ!

ワールドの商品企画は年間を52週間に分け,52回つまり毎週新しい商品が店頭に投入されていたのですが,売上ピーク週と呼ばれる売上の山が年間に何回か訪れます。ピークが来る前に様々なテストセールスを行い,売れ筋のキーワードをふまえた”エース品番”要は数が売れる商品を売上ピークを迎える時期に投入することが商品企画に課せられた命題だったのです。

売上ピークを迎えた時に,売れる要素を含んだ商品をタイムリーに店頭投入をした時の爆発力はすさまじく,一週間で同じ品番が何千枚も売れた事があります。販売スタッフから売上状況が送られてくるのですが”~~大爆発!!激しく欠品中”とか書かれたファックスが本部に送られてきた事を今でもよく覚えています。

ワールド時代にこのスカートを見ていたら

今では無くなりましたが,レディースの服を見た時に”エースになれるか?”と言うのを自動的に考える癖がついてしまっていて,”売れる売れない”の視点でしか商品を見る事が出来ませんでした。

私が商品企画をしていた時にこのスカートを見ていたとしたら恐らくこう言っていたと思います。””確かに可愛いけど個性強いから,マスには受け入れられない,だから数は売れない。エース品番になるにはこのリボンを外してシンプルにしよう~それで製造コストも下がる!”

こうした判断が良い悪いではなく,当時は100店舗以上あるお店で大きな売上を作る必要があったので,”数の売れる”商品は絶対に必要不可欠でした。エース品番を作るために毎日3時4時まで仕事しタクシーで家に帰り,又9時には出社をすると言う生活でしたが,極限まで仕事をして見えたものや分かった事が沢山あります。小樽で可愛いスカートを買って帰りながら,そんな昔の事をふと思い出してしまいました。

この記事を書いた人
末廣徳司の画像
末廣 徳司
株式会社イルサルト 代表取締役社長

日本唯一の
経営者専門スーツ仕立て屋


経営者、政治家、医師、作家、講演家、
士業、芸能人、スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる


ことをミッションにしている。

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