阿部慎之助監督逮捕から感じる経営者の資質
Vol.7382
阿部監督のニュースを見て、
いろいろ考えさせられました。
もちろん暴力はいけませんが
私が強く印象に残ったのは
まったく別の部分でした。
それは娘さんが、
最初に相談した相手が
“人ではなくAIだった”
ということ。
これ実は
かなり象徴的な話だと思うのです。
今の時代、
誰にも言えないことを、
まずAIに相談する。
それが普通になりつつあり、
いわば便利な時代です。
AIは否定しません。
24時間返してくれる。
気を遣わなくていい。
だからこそ、
人に相談する前にAIへ向かう。
でも私は少し寂しさも感じる。
本来、人は
“誰かに話を聞いてもらう”ことで
救われる部分があると思うのです。
正しい答えより先に、
「それはしんどかったですね」
と受け止めてもらうこと。
それだけで救われることがある。

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これは経営でも同じ。
経営者というのは、
つい“答えを出す側”
になりがちです。
指示を出す。
判断する。
結果を求める。
でも本当に大事なのは、
“相談される人”
でいることなのではないか。
部下が、
「ちょっと聞いてください」
と言える。
家族が、
「実は悩んでいて」
と話せる。
取引先が、
「まずこの人に相談したい」
と思える。
そういう空気を持っている人は、
やはり強い。

逆に、正論ばかりの人には、
人はだんだん相談しなくなる。
怖いからです。
否定されそう。
怒られそう。
面倒になりそう。
すると人はAIへ向かう。
だからこれからの時代、
経営者に必要なのは
正しさだけではない気がします。
安心して話せる空気。
否定せずに聞く姿勢。
「この人なら受け止めてくれる」
そう思ってもらえる人間力。
実はそれが組織をつくる上で
一番大切なのかもしれない。
装いも同じ。
本当に素敵な経営者は、
どこかに余白があります。
威圧感ではなく安心感。
強さだけでなく温かさ。
だから人が集まり、
人が相談したくなる。
AIの時代だからこそ、
人間にしか出せない空気感が、
ますます大切になる。
阿部監督のニュースをみて
そんなことを感じました。
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