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日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋
2018年8月3日

長嶋茂雄さん,王貞治さんが経営者であれば最優先して考えること



8月に入りましたね


 世間的には『真夏』ですが
 ファッション業界的には
 夏が終わり『秋』の始まり


各ショップでも
セールが一段落し
少しづつですが『秋物』が
並び始めましたね




◆52週MD




ワールド在職中は
『52週間MD』を考え
商品開発をしていました

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 1年は52週間
 MDというのは商品企画


つまり毎週毎週
ある一定の割合で
商品が入れ替わるのが
52週MDです


この52週間MDを
如何に精度を上げるのか?
が課せられた命題でした




◆早く,安く,大量に




考えるのは常に『3か月先』

現在のトレンドから次には
どんなトレンドが来るのかを
読んで商品開発を進めます


トレンドに乗った商品を


どこよりも 早く
どこよりも 安く
どこよりも 多く


作る事が成果を上げる近道と
信じて疑いませんでした




◆ライバルは?




この『どこよりも』が
どこかと言えば


 同業他社


 同業他社の売れ筋は何か?
 同業他社の売上はどうか?


ばかりを気にしていました


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今から振り返ると
『お客様』を
ほぼ見ていませんでした



 お客様が
 何に満足しているのか?


 も全く分からず

 ただただ『売れ筋商品』を
 作る事だけ考えていたのです




◆ONの考え方




野球で一時代を築いたのが
長嶋茂雄さんと王貞治さん

ONと呼ばれ
巨人黄金時代の中心選手

しかし『考え方』は
全く違ったようです



とある試合で
大雨が降ってきて
暫く試合が中断しました


継続か?
中止か?


決断を迫られた時に


長嶋さんは『継続』
王さんは『中止』


真っ二つに意見が分かれました




◆ONの考えの先は?




  長嶋さんの考えは


 こんな雨の中
 待ってくれているファンの為
 早く試合を再開しよう!




  王さんの考えは


 こんな雨の中
 ファンがびしょ濡れなのは
 忍びない
 早く試合を中止しよう!



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出展元 産経新聞



出た答えは真逆


しかし長嶋さんも王さんも
最優先したのは『ファン』
だったのです




◆ビジネスに置き換えると・・




これはそのまま
ビジネスに当てはまります


何かの判断をする時に


自分の都合
お客様の都合


どちらを優先するのか?
でやる事が全く変わってきます


簡単に言うと


手間がかかり面倒なことでも
お客様に喜んで頂ける事なら
やった方がいい


私はそんな風に思うのです




◆大企業と中小企業




ワールドの時の仕事を
否定する気はありません

それは役割分担が明確な
大企業であれば当たり前です



 しかし中小企業は違います

 お客様との距離が近く
 どう良好な『関係性』を作るかが
 非常に重要です


関係性はすぐに出来ません
良好な関係性を作る為には



 非効率
 費用対効果がみえない
 再現性が低い 
 大企業がやりたがらない
 手間がかかる
 面倒



こうした事をいかに愚直に
出来るのか?です


手間がかかり面倒だから
お客様に喜んで頂けるのです




◆価値とは?




ブログを毎日書くのも
非常に手間がかかります

ネタが全然出てこなく
書くのが面倒な時も
正直よくあります(笑)


無題


でも毎日書き続けるのは
読んで下さる方がいるのと
伝えたい事があるからです



 ワールド在職中は
 とにかく『効率』追求

 でも今は
 『手間がかかること』
 『価値』と考えています



これからもこの姿勢を崩さず
お客様に喜んで頂けることを
追求していきたいと思います!

はじめての書籍が
発売されました!
下記の画像リンク先
(amazon)
よりご購入いただけますので
ぜひ読んでください!
末廣徳司の本
末廣徳司の画像
日本唯一の経営者専門スーツ仕立て屋。
株式会社イルサルト
代表取締役社長
末廣 徳司
tokuji suehiro

経営者、政治家、医師、作家、
講演家、士業、芸能人、
スポーツ選手に至るまで
創業以来11年間で
のべ15,000名を超えるブランド人の
スーツを仕立てる。


「いま似合うかどうかで服を選ばない」
「好きかどうかで服を選ぶと失敗する」
「ブランド物はビジネスを減速させる」



など経営者に向けた
独自の服選び理論を提唱している。

日本経済新聞社主催で
経営者向けの着こなし術セミナー、
コラムの執筆

世界展開するブランド
「トミーヒルフィガー」の
商品開発プロデュースも行う。

大事なことは
「どう生きるのか?」を決め
その生き方に相応しい服を選ぶこと。


1人でも多くの方に服の持つ力、
装う意味や価値を伝え

経営者の生きざまをひもとき
かがやく人生を仕立てあげる

ことをミッションにしている。